第一幕「FIGHT SONG」
遅ればせながらAbemaTVで視聴したので感想など。
一言でいうなら「パーフェクトだ、ウォルター」でした(←作品違う)。
あらすじ
時は戦国、天下分け目の関ヶ原。後世に語り継がれる「島津の退き口」、その殿を務めていた武将・島津豊久は、瀕死の状態で彷徨う内、突如謎の空間、謎の男に出くわし、奇妙な扉の向こうへ吸い込まれてしまう。気が付くとそこは、日ノ本とは全く異なる「異世界」だった。そして、そこには同じく日ノ本から飛ばされてきた織田信長、那須与一がおり、彼らは異世界の住人から「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれていた……。
感想
台詞もポーズも原作にほぼ忠実。作画も動きも全く文句なし。各キャラの声もほぼイメージ通りです。つまり何が言いたいかと言うと「パーフェクトだ、ウォルター」(だから作品違ry
あのヘルシングの平野耕太氏作品、かつ深夜アニメ、かつ主人公が首置いてけ病のせいもあって、首は飛ぶわ胴も飛ぶわ血飛沫飛びまくるわ、なかなかの凄惨な描写。個人的にはものすごく面白い作品なんですが、ダメな人にはダメかも。映倫でいったらPG-12くらいになるんだろうか。
エルフ語は本当に「何言ってるかわがんねぇ」謎言語になってました(これ文法とか単語とかきっちり決められてるんだろうか)。その中で「漂流者」だけは「ドリフターズ」だったのが違和感、だったけど、これはそうせざるをえないよね。
与一の「トマーレ!」も、本当に「トマーレ」ってカタコト発音するのかと思ってたんですが、そんなことはなかったぜ。カタコトながらも独学でエルフ語を操るとか与一すごい。
あと、「むしり候え」のところとか「島津って九州の?はじっこの?」のところとか、原作でのギャグ絵のところはきっちりギャグ絵で描いてくれるのが素晴らしかった(笑)。一方で、シリアスなところは思い切りシリアスに描いてくれるギャップも素敵です。信長様の「人生五十年ってか、俺の五十年は全て無駄か」、切なかった……。
原作のどのあたりまでやるんだろう
第1話のサブタイトルが原作の第1幕と同じ「FIGHT SONG」、第2話が原作の第5幕と同じ「踵 鳴る」なので、アニメ1話あたり原作3~4話なペースになるのかしら。てことは、1クール12話だと原作36~48話分相当……ほぼ原作に追いつく形になりそうですね。
地上波アニメということで色々ヘルシング地上波版と同じことになるんじゃないかと危惧したものの、第1話を見る限りでは杞憂な模様。ぜひともこのクオリティで突っ走って頂きたいと思います。応援しております\( ̄▽ ̄ )
関連サイト
- 作者:平野耕太
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: Kindle版