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【感想】アニメ「映像研には手を出すな!」の金森氏に惚れた話

話題になっていたアニメ「映像研には手を出すな!」、完走しました!

金森氏が本当に素晴らしかった……!!

とにかく金森氏が素晴らしかったのです

「映像研には手を出すな!」は、超人見知りだけど天才的な空想力を持つ浅草みどり、カリスマ読者モデルにしてアニメーター志望の水崎ツバメ、そして現実主義者で驚異のプロデュース力を持つ金森さやかの3人による「映像研」が、アニメ制作を通して「最強の世界」を目指す物語。

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3人とも、それぞれとても強い個性の持ち主なのですが、中でも個人的には金森氏がめちゃくちゃ格好良くて大好きでした。

アニメの知識や技術は無いながら、卓越した合理的思考とマネジメントであの浅草氏と水崎氏を律し、学内外の交渉事全般を引き受け、プロジェクトを成し遂げるプロデューサー!

のみならず、買い出しを担当したり、動画制作のためにPC技術を前もって習得するなど、そのサポート能力は恐るべきものでした。彼女がいなければ、とても映像研の偉業は成し遂げられなかったでしょう。

「お金が好き」なのではなく、「利益を生む活動が好き」というのも素敵。
責任感を持つために金を受け取るのだという考え方も素敵。
なんだかんだで浅草氏や水崎氏に付き合ってあげる面倒見の良さも素敵。

田村睦心さんのイケボによる名言がさらに良き

そして何より、田村睦心さんの低めのイケボによって繰り出される言葉の数々が本当に痺れました。

基本的にテンション低めのくだけた敬語なのに、ここぞという場面で「DVDを売りまくりましょう 貴様ら!」とか「馬鹿野郎!!」とか「またこだわりやがったな!!」とか。自分、こういうギャップに至極弱いのです。ああこんな言い回し方してみたい。無理。

「無駄に時間を浪費する愚か者には無慈悲な鉄槌を下しますからそのつもりで」なTシャツもあるそうで。なにこれ欲しい。金森氏の声が聞こえてきそう。しかしワシには着る勇気は(ry

「名前のない青」も素晴らしかったのです

あと、ED曲「名前のない青」も凄く良かったんだ……。
特に歌詞が個人的にとても刺さりました。

「孤独の内側に溜め込んだ空想」――現実すら凌駕するその景色――それをカタチとして頭の外に遺せたなら、それはもしかしたら、千年後の知らない誰かに届くのかもしれない。文学でも絵画でも音楽でも、勿論アニメでも。

名前のない青

名前のない青

  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: MP3 ダウンロード

これを聴いていると、昔、それこそ「映像研」の面々と同じ高校生のころ、オリジナルの小説を夢中で書いていたのを思い出しました。

今思えばとても拙い、ありがちなキャラクターに、突っ込み所だらけの設定で。それでも書くのが楽しくて楽しくて、学校の勉強もそっちのけで、大学ノートに思うまま空想を書き連ねて。

浅草氏や水崎氏ほどの熱意や能力もなく、金森氏のような思考や管理力も、作品として世に出す勇気もなくて、結局それはまだ自分の頭の中だけにあるけれど。

これを、彼女たちのような力でカタチにしていたら今頃何か変わってたのかな、と思ってしまったのでした。

実写版はどうなる??

アニメは終わってしまいましたが、4月からは実写版でTVドラマが放送開始、そして5月には同じく実写版の映画が控えているそうで。

アニメでこそ実現できたあの空想世界の演出とか、実写版ではどうなるのかとても気になります。あと個人的にはやはり金森氏がどんな感じになるのか気になる(←すっかり金森氏ファン)。

浅草氏を演じる齋藤飛鳥さんって、あのロングヘアが素敵な方ですよね? 髪切ってしまう? の?
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