【感想】アニメ『Fate/Grand Order －絶対魔獣戦線バビロニア－』

アニメ「Fate/Grand Order －絶対魔獣戦線バビロニア－」、最後まで見届けました。
控えめに言って 最っ高 でした！！

この余韻が冷めやらぬうちに、感想をまとめていきたいと思います！

※ラストまでのネタバレを含みますのでご注意ください

個人的に素晴らしかったポイント
おわりに

個人的に素晴らしかったポイント

作画（特に戦闘シーン）

何が最高だったって、まずは作画！特に戦闘シーン！
第1話からもう、サーヴァントたちが動く動く。ここまで縦横無尽に動きまくるアニメは久しぶりに見た気がします。牛若丸 vs ゴルゴーン戦なんてどこの劇場版かと思いました。何あの牛若の動き！？

宝具の展開も、ゲームでの演出を遥かに超えるド迫力で、終盤での宝具ラッシュは見ていてとても胸熱でした。ケツァル・コアトルの一撃なんてもうとんでもなかった。あの攻撃の余波だけで藤丸死ぬんじゃないのかと思いながら見てました。
山の翁がラフムを文字通り喰い出した時はどうしようかと思いましたけれd

作画コスト半端なかっただろうに、途中総集編を挟みつつもいわゆる「作画崩壊」をほとんど見せなかったのは、本当に凄かったです。

脚本・演出

続いて脚本・演出。
FGO第7章は原作のシナリオそれ自体が素晴らしいのですが、このアニメ版はそれを全く損なうことなく、見事に全21話に落とし込んでいました。

全21話と聞いた時には「えっ尺足りるの！？」と思いましたし、実際かなり駆け足で進んだところもあって、おそらく原作未プレイの方は「？？？」になったところ多数だったかと思いますが、原作プレイ済みのウルクの民としてはほぼ問題ありませんでした。

序盤のウルクでの生活なども尺を割いて丁寧に描写されていて、だからこそのあの15話以降の絶望感が出て。特にあの15話は……先の展開を知っていても辛かった……シドゥリさあああああん（号泣）

あと、サブタイトルが一番最後に来るのも何気に良いなと思いました。サブタイ自体がネタバレを含んでいても影響ないし、ネタバレを含んでいるからこそ、最後に文字列で出されると良い締めになっていた気がします。

声優陣の皆さんの演技

そしてそして、声優の皆さんの演技！
ゲーム内でも、戦闘シーンやバレンタインイベントで各キャラクターの声は聴けるのですが、シナリオパートでは声はついておらず。このアニメ化によって、シナリオパートでのキャラクターのセリフを聞けたのはとても良かったです。特に主人公の藤丸とロマニは戦闘シーンがない＝ゲーム内で喋らない、ので、大変新鮮でした。ロマニとマーリンの舌戦凄かった（笑）。

また、関智一さん演じるギルガメッシュ王の美声が大変偉大で美しく、毎回聞き惚れておりました。
ゲーム内ではテキストだけの台詞も、アニメで実際にボイス付きで聞くと、随分印象が変わって聞こえるというか。
いちばんシビれたのは、海岸でキングゥと初対峙した時の「他の何に見えるか、――間抜け」でしたね。あんな、あんな切なげな表情で、そんな声でおっしゃるなんて反則すぎます王様……！！

ちなみに、私はFateはほぼFGOから入ったので、ギルガメッシュ王といえばアーチャーよりもキャスター派。でもラストバトルのエヌマ・エリシュはとても素晴らしかったです。あの口上はこの決戦での限定版なんですよね。
しかし本当にどう見ても、「stay night」のギルガメッシュと同一人物とは思えない……。何あの最終話での聖杯くれる時のお茶目さ……。麦酒飲み干してポイって……ウインク……ウインクって……（放心）