金曜ロードSHOW!にて初見でした。いやー、なんて贅沢なアニメ……。
超贅沢なスローテンポアニメ
「かぐや姫の物語」は、高畑勲監督による2013年公開のジブリアニメ。竹取物語をベースに柔らかなタッチで描かれた、137分の長編作品。宮崎駿作品とは全く異なる画風でありつつも、音楽とマッチした美しい背景や軽やかな登場人物たちの動きなどは、さすがジブリといったところ。
何より印象深かったのは、ひとつひとつのシーンを非常に丁寧に、ゆっくりと描いていたこと。竹取物語という、あらすじなら誰もが知っている話を、たっぷり2時間以上かけて描き切るなんて。よほど潤沢な予算と制作期間がなければ、こんなことはできないんじゃないでしょうか。
実質、Wikipediaの該当記事*1によれば「企画開始から8年の歳月と50億円を超える製作費が投じられた」そうで。50億て。千と千尋の15億よりもハウルの24億よりも多かったのか。ていうか千と千尋製作費15億だったのか……(脱線)
印象に残ったポイント
- まんまる侍女がちょう可愛かった!( ̄▽ ̄*) ←そこか
- 基本可愛いんだけど時々いきなり顔芸が始まるかぐや姫
- 髪の表現がすごかった(小学生並みの感想)
- あらすじは本当にほぼ原作通り
- 御門がちょうキモかったorz
- 後ろからあんな形で抱きつかれたらそりゃあんな顔にもなるよね>姫
- 捨丸といきなり空飛び始めた時はどうしようと思いました
- 原作通りなのでまあバッドエンドですよね
- エンディングで歌詞字幕がついてたけど劇場でもそうだったのかしら
姫が犯した罪と罰
竹取物語のイメージとはかなりギャップがある今作のキャッチコピー。「罪」とは月の住人でありながら地球に憧れたこと、「罰」とは実際に地球に落として暮らさせて、「月に帰りたい」と思うほどの辛さを味あわせること?
5人の公達のうち1人を死なせてしまったことも、彼女としては「罪」と感じていそうだけれど。その「罰」として月に帰らされたのかな。このへんもう少し考察してみたいところですね。