久々のドラクエ11(3DS版)、最後の最後までクリアしました!!
めっっっちゃくちゃ面白かった!!!
色々語りたいことが多すぎてまとまらないんですけど、無理やりまとめて語ってみたいと思います。本当に最後までネタバレしてますのでご注意ください。というか本作をプレイする予定がある方はネタバレ無しでプレイしたほうが良いです!絶対!
※本当の本当に最後までネタバレしてますので注意
あらすじ
イシの村で育った主人公は、16歳の誕生日、自分が「勇者の生まれ変わり」であることを告げられる。生まれて間もなく離れ離れになった母からの手紙には、デルカダール王を頼れとの言葉が記されていた。村を旅立ち、デルカダールを訪れた彼は、しかし「勇者」どころか「悪魔の子」と罵られ、地下牢に閉じ込められてしまう。
なぜ彼は「悪魔の子」と呼ばれたのか。16年前、世界に何が起こったのか。過ぎ去りし時を求め、真実を探す冒険が、今始まる――。
大満足のボリューム
途中でちょこちょこクエスト埋めたりしてたものの、クリアまでの時間は約70時間ほど。クエスト全制覇+3DS版限定の裏ボス撃破まで含めると、約90時間ほどでした。
開始してからしばらくして、そろそろ佳境かなーとか思ってたら、まだまだ序盤でしたっていうね( ̄▽ ̄;)
他にも、レシピ集めやら最強装備コンプやら小さなメダル集めやら色々やりこみ要素があり、それらまでやろうとしたら余裕で100時間を超えると思います。
本当にたっっっぷり遊べる作品になっています。
シナリオの展開上、一度行った町や村を何度も訪れることになるのですが、シナリオの進行と共にガラリと様変わりして、住人の台詞もそれに応じて変化したりして、毎回新鮮さを味わうことができました。一番驚いたのはどこだろう。イシの村かソルティコかなあ。
仲間たちが皆超良いキャラ
今作は(今作も?)仲間たちが皆すごく良いキャラばかりで、スタメンを選ぶのにもかなり迷いました。行く先々で「はなす」コマンド連発して全員と話したりして( ̄▽ ̄ )
キャラクターにも時代が反映されるのか、今作ではオネエキャラの旅芸人にして騎士シルビアが仲間になりますが、めっちゃ良いキャラしてました! ムードメーカーとはまさに彼(彼女?)を指す言葉。ダンスがキレッキレで素晴らしかったw
あと、まさかあのキャラが仲間になるとは正直思わなくてびっくりしたんですが、味方になったら非常に萌える頼もしい台詞を連発してくれてとても心強かったです。もちろん終始シールダーとして頑張ってもらいました。大盾かっけー。
しかし、今作であえて1位を決めるならやはりベロニカですね。ほんと可愛くて良いキャラで(アラレちゃん走りとか反則)、それだけに世界異変後のアレは衝撃的でした。世界中に散った仲間たちが何かしら変わった姿で再び合流する中、最後に合流する彼女はさてどうなっているのか、と思ったら死んでて( ゚д゚) 嘘だーどうせ生きてるんでしょーとか思ったら本当に死んでて( ゚д゚) 嘘だと言ってよベロニカああああ!!!(号泣)
セーニャが髪を切ってしまって、ベロニカの魔法を受け継いで、初めて実感した彼女の死。本当に、きみがあのとき命を捨てて勇者一行を守ってなかったら、世界は文字通り終わってたわけで。
魔王を倒して平和が訪れた後、他の仲間たちが全員止めるのに、ベロニカを救うためにたったひとり過去へ飛ぶのを決断するとか、なんという胸熱展開。なんという主ベロ。そりゃあ花嫁選びリハーサルでは真っ先にベロニカ選ぶよ! エマじゃなくてベロニカと結婚させてほしかったよ! (最後までエマとの結婚は選びませんでした。ほんとごめん。)
ノーマルエンドあってこそのトゥルーエンド
正直、ストーリーの感慨深さで言えば、トゥルーエンドよりノーマルエンドのほうが強かったです。ベロニカの件をはじめ、最後の砦とかホムラの里とかホメロスとか。
でも、そのノーマルエンドを踏まえた上で、トゥルーで大団円に持っていったのが本当にお見事。ホメロスだけはトゥルーのほうが可哀想なことになってたけど。
ノーマルエンドを見た時点では「こんなんオープニングから泣いてまうやろおおお!!」と思ってたんですが、トゥルーエンドまで行くと「ああやっぱりいいわあこのオープニング」になる素晴らしさ。やっぱりドラクエはこうでなくっちゃね。
……ただ、気になったのが、ナギムナー村でのキナイとロミアの話。命の大樹に到着する前の時点で悲劇的な結末を迎えていたはずなのに、過去に飛んだら普通にロミアが生きててびっくり。ここだけ時間巻き戻りすぎてない???
あともう1点、最後にセニカ様が初代の時代まで戻ったけど、彼女が飛んだら、主人公のこれまでの冒険も何もかも上書きされるのでは? それとも、彼女が飛んだ先はパラレルワールド的なもの? だとしたら、「ベロニカが死んだ世界」もそのまま続いてるってこと?
いろいろ考察の余地がありますが、それはまあ別の機会に。
▼(追記)考察してみた
akirwn.hatenablog.com
歴代作品からの要素がすごく多かった
今作は、歴代作品をプレイしてきたファンならニヤリとできるだろう演出が盛り沢山。
すれちがい通信要素で行ける歴代作品の「冒険の書」のみならず、要所要所で有名なBGMが掛かったりとか。
最たるものは、ケトス覚醒時の「ときはきたれり。いまこそめざめるとき。おおぞらはおまえのもの。まいあがれそらたかく!」からの「おおぞらをとぶ」かなあ。あと通常フィールド曲が「冒険の旅」になったりとか。
後から調べてて分かったけど、ホムラの里も「ジパング」だし、シリアスシーンは「ほこら」だし。色々あるなー。
ラストの「過ぎ去りし時を求めて」という台詞の後、勇者のつるぎを手に勇者が膝をついて前を見据えるあのシーンは、勇者の装備は1のもので、膝をついてるポーズは3(SFC版)のパッケージの構図なんですね。
↓これ
ドラゴンクエスト3 そして伝説へ
直前の「自分闇落ちするかもだけどその時はよろしくね」的な聖竜の台詞から察するに、彼(彼女?)が闇落ちした結果が竜王で、今作の勇者のつるぎが巡り巡ってロトのつるぎとして1の勇者の手に渡り、そして竜王のもとへ向かう、という演出なんでしょうか*1。
そして、真エンディングはまさかの歴代作品ダイジェスト! 懐かしいシーンの数々に胸が熱くなった方々も多いでしょう。ラストシーンに至っては、本当にドラクエ3をやった人は感涙ものかと(ここまで書いておいて自分「3」未プレイなんですけど)。
これを機に、今作からすれば未来の、そして我々にとっては「過ぎ去りし時」である初期3部作をプレイしてみるのも一興かもしれません。(3DS版だけかもですが、クリア特典でドラクエ1がプレイできるようになりますし)
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しかし……こうした一連の演出を見るに、スタッフの方々はこのドラクエ11が「最後のドラクエ」となっても良いように作ったような気がして仕方ないのですが、いくらなんでも穿ちすぎでしょうか。アルファにしてオメガというか、最新作にして全てのドラクエの元祖というか。
はたして、ドラクエ12はどんな作品になるんでしょうね。
おわりに
いやはや、やっぱり上手くまとめきれませんでしたが、ほぼ文句無しの良作でした。
またいずれ時間が経ったら、「過ぎ去りし時を求めて」、2周目をやろうかな。
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*1:時系列的に「11→3」とも「11→1」とも捉えられる演出になっているのは、ドラクエ初期3部作が時系列的に「3→1→2」であることを知らない世代にも考慮したってことかなあ?