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【DQ11】ドラクエ11のエンディングについて考察してみた【ネタバレ】

2017年7月末に発売され、おそらく多くの人を感動の渦に巻き込んだであろう「ドラゴンクエスト11」。

そのエンディングについて、既に多くの方が様々な考察をされていると思いますが、自分でも色々考えてみた部分があるので、自分なりにまとめてみたいと思います。

※3DS版でクリアした上での考察です
※本当の本当に最後までネタバレしてますので注意

時のオーブを砕いたら何が起きるのか

魔王を倒し、世界に平和を取り戻した後で提示される、「過去に戻って世界崩壊を阻止する」という選択肢。
ベロニカをはじめ、魔王によって奪われた多くの命を救うために、主人公は時のオーブを砕き、たったひとりで過去に戻ります。

まずそこで疑問に思ったのが、「主人公が過去に飛んだ後、元の世界はどうなったのか」ということ。
そして、「おそらく消滅したのだろう」ということ。

主人公が過去に飛び、世界崩壊を食い止めたその瞬間、以降の歴史はすべて上書きされ、ベロニカの死も、ホムラの里などの悲劇も、それまで共に冒険していた仲間たちも、「無かったこと」になったのでしょう。


……でも、それにしては、過去に戻った後で再会した人々が、過去に飛ぶ前のことをわずかに覚えているようなのです。
「昔こんなことがあった気がする」、と。
彼らにしてみれば、主人公がこれまで経験したことは、「過去」ではなく「未来」のはずなのに。


そして、エンディングを最後まで見たところで、さらなる疑問が。

裏ラスボス撃破後、勇者のつるぎを託されたセニカが、時のオーブを砕いてローシュの時代まで戻り、見事再会を果たします。
それは確かにハッピーエンドではあるのですが、ちょっと待ってほしい。

セニカが初代勇者の時代まで戻ったということは、主人公のこれまでの冒険どころか、初代勇者の時代まで時間が一気に巻き戻った(消滅した)ってこと?


でも、それならば、その後のエンディングのあの展開はないはずです。
セニカがローシュと再会し、ニズゼルファを完全に倒したのなら、その後ヤツが復活することはなく、主人公が生まれることもなく、生まれたとしても、魔王を倒す旅に出てなどいないはず。

しかし、勇者たちに変化が見られなかったということは、セニカとローシュの再会が「現在」の歴史に影響していないことを意味します。

これはどういうことになるのか?


さらに言えば……、勇者が時のオーブを砕いた時、勇者のつるぎも砕け散りましたが、セニカがオーブを砕いた時は勇者のつるぎは砕けず、そのまま床に落ちただけでした。
この違いは何なのか?


一体、時のオーブを砕いたら、何がどうなるのでしょう?


エンディングを全て見終えた後も、どうにもモヤモヤ感が拭えず。
この疑問に対して、いろいろ考えた結果、次の3つの仮説が浮かんだのでした。

仮説1:オーブを砕くと時が巻き戻る

1つめの仮説は、「時のオーブを砕くと、そのオーブに記録されていた分の歴史は「削除」され、砕いた者だけが「その前」まで戻るという説。
作中で言及されている通りのものです。

しかし、削除は完全ではないため、歴史の「断片」ともいえるものが世界のあちこちに残っている、のではないでしょうか。
世界にわずかに残る歴史の「断片」が、消し去られたはずの彼らの記憶を呼び起こしている、だから、世界崩壊のことなど知らないはずの人々から「昔こんなことがあった気がする」的な台詞が出てくるのだと。


でも、これだと、先に述べたとおり、セニカが時のオーブを砕いてからの展開に説明がつきません。
過去に戻ったセニカがニズゼルファを撃破したのならば、それからの歴史が一気に書き換えられ、はるかな時を経て勇者一行が集う理由もなくなり、もはや「あの場所」には居なくなっているはずです。


……いや、もしかしたら、セニカはローシュと再会するもニズゼルファを撃破するには至らず、やはり封印するだけに留まったのかもしれません。
セニカが過去に飛んだ後で、聖竜が「私もローシュでも奴を倒せなかった」的なことを言っていますし。

ローシュと再会できたものの、やはり彼は死んでしまい、もう一度ニズゼルファを封印して過去に戻ろうとするも失敗し、失意のうちにあの塔でまた時の番人になって、悠久の時を経るうちに記憶を無くしてしまって、そして勇者が来てもう一度最初から(ry
だとしたら、なんという無限ループ……( ̄□ ̄;)


いや、過去に戻ったセニカは主人公から勇者のチカラを受け継いでいるので(手に勇者のアザが移っている)、ニズゼルファを倒せなかったとしても、再封印後、勇者のチカラで過去に戻ることができたはずです。

もしかして、過去に戻る→勇者と再会するも撃破ならず→再封印後、勇者のチカラでもう一度過去に戻るもやっぱり倒せず→再々封印するも、その時には勇者のチカラは失われてしまい、再び過去に戻ろうとして失敗→失意のうちにあの塔でまた時の番人になって(ry
なんという無限ループ…………( ̄□ ̄;)

仮説2:オーブを砕くとパラレルワールドに飛ぶ

2つめの仮説は、「時のオーブを砕くと、実は時間は巻き戻らず、砕いた者だけがパラレルワールドに飛ぶ」という説。

これなら、セニカが過去に飛んだ時のことも容易に説明がつきます。
セニカだけが別の時空に飛んだのであり、主人公たちの世界はそのまま。セニカは別の時空で、主人公たちはこの世界で、それぞれハッピーエンドを迎えました。めでたしめでたし。

……いえ。この説の場合、この物語はハッピーエンドとは言いがたいことになります。
だって、この説が正しいなら、主人公が過去に飛んだ後、元々の世界(崩壊し、ベロニカが死に、主人公が消えた世界)が残っていることになるから。

主人公(とプレイヤー)は別時空でハッピーエンドを迎えても、元の世界に残った仲間たちは、ベロニカも主人公もいない世界を生きていくことになるのです。
いつかベロニカが生き返り、世界が元に戻るなどという、叶わない夢を見ながら。
それ何てメリーバッドエンド?( ̄□ ̄;)

仮説3:勇者のケースとセニカのケースは別々

仮説1だとセニカが、仮説2だと元の世界が救われない可能性が高いため、3つめの仮説では、2つの仮説の良いとこ取りをしてみました。

すなわち、「主人公のケースとセニカのケースは同じように見えて実は別」という説。

主人公の時間遡行は、直近のセーブポイントからの記録を削除するようなもの。
セニカの時間遡行は、遥か昔のある時点まで一気に削除するようなもの。

セニカの場合は、巻き戻そうとする時間があまりに膨大すぎて、主人公の時と同じやり方では戻せなかったのかもしれません。

だから、違うやり方で戻った。
主人公の場合は仮説1で、セニカの場合は仮説2で挙げたケースが適用された。
すなわち、主人公は過去の歴史を上書きする形で戻り、セニカは世界を巻き戻すのではなく、別の時空に飛んだのではないでしょうか。


これなら、矛盾は生じません。
勇者が元々いた「崩壊した世界」は、「崩壊する前の世界」で書き換えられた。
セニカが「過去」に戻っても、それは「この世界」とは違う世界なので、主人公たちの世界には何も影響しない。
ふたりはそれぞれ別の世界で幸せになりましたとさ。

これがベストアンサーかなあ?


また、主人公の時間遡行の時は勇者のつるぎが砕けたのに、セニカの時は砕けなかった、という件についても、本当に時間を巻き戻すには勇者のつるぎが砕けるほどのパワーがいるけど、人間をひとり別世界に飛ばすだけならそれほどの力も要らなかったとか?*1

あるいは「前者は新米勇者が作った新品、後者は初代勇者が作った伝説級の歴史を持つ品で、同じものでも格が全く違う」とかそういう理由でしょうか。

何だかんだノーマルエンドが一番のエンドな気がする

と、ここまで色々書いてきてアレですけど、個人的にドラクエ11の一番好きなエンドは、過去に飛ぶ前のノーマルエンドかもしれません(←)。

実際問題、現実には過去に戻る方法なんてないわけですし。
世界が崩壊し、ベロニカが死に、世界中が絶望のどん底に叩き落とされながらも*2、それでも「最後の希望」を持って立ち上がった人々の強さに心を打たれたし、ついに魔王を打ち倒して平和を取り戻した時には本当に感動しましたし。

いや、もちろんベロニカが生きていてくれたほうが嬉しいし、もしもノーマルエンドだけでドラクエ11が終わってたら、オープニングを見るたびに「うわああああんベロニカあああああ。・゚・(ノД`)・゚・。」になってたわけなんですけども。

ほんとあのオープニング……そして3DSのメニュー画面でのツーショット……あの姉妹良いよね……。

【3DS】ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

【3DS】ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

*1:別の時空をまるっと作るほうが労力要りそうな気がするけど……あるいは彼女が旅立った先は天g……あっ

*2:その割にはデルカダール地方以外そんなに崩壊してなかったけど