不倫の代償は、あまりにも大きく。
あらすじ
美都が住むマンションにばらまかれた、美都の不倫を謗るビラ。
それらは美都の職場にも届き、さらにネット上にも悪意ある書き込みが溢れていた。
涼太は、美都との「円満ぶり」を周囲に示しつつ、麗華にこの件を明かす。
一方、粛々と引越しの準備を進める美都は、何かと準備を手伝ってくれる小田原に理由を尋ねる。返された答えは、衝撃的なものだった――。
感想
美都、不倫の代償を背負う
ビラによって不倫が周囲の知るところとなり、近所からは噂され、職場にも迷惑をかけ、仲が良かった同僚からも暗に結婚式来なくて良いと言われてしまった美都。
住まいも、おしゃれで広々としたマンションから、陽の当たらない古いアパートへ。
「――わたし、どの選択を間違ったんだろう。
思い当たりすぎて分からない」
うん、まあ、有島に関するほぼ全部だけど……。
強いて挙げるなら、3話での出産祝いランチ→ホテルの客室へGO事件と、5話の有島宅襲撃かなあ。あれらがなければ、もうちょっと長くもったかもしれませんね。
遅かれ早かれこうなってただろうけど。
勇気を出して試した妊娠検査薬の結果は陰性。
次回予告の感じだと、涼ちゃんとよりを戻そうとするっぽいけど、多分もう色々手遅れだと思う。
それだけのことをしたんだよ美都……。
小田原さん、告白する
「涼太が好きなんです」
「俺が考えてるのは、涼太の幸せだけです」
やっぱり小田原さん涼太のこと好きだったーーーー!!!
しかも思いきり涼太に聞かれたーーー!!!
涼太が帰宅して、扉越しに小田原の話を聞いちゃってるシーンでは、小田原うしろうしろーーー!!!ってなってました。涼太が登場してからの小田原さんの狼狽ぶりが凄かった(山崎育三郎さんの演技が素晴らしかった)。
LGBTの認知度がある程度高まってきたとはいえ、少数派であることは事実だし、現在の日本の法律では同性婚は認められてない。
涼太に愛されることなど、ましてや彼と結婚することなど、小田原にとっては夢物語でしかない。
そんな夢物語を叶えたにもかかわらず、涼太を裏切って不倫に走った美都に対する小田原の怒りたるや、尋常なものではなかったのでしょうね……。
しかし、そんな一件があった後も、何だかんだで美都の引越しを最後まで手伝ってあげる小田原さん。
「俺は、涼太を悪い女と別れさせたかっただけ」
「あとはひとりで不倫の代償をかみしめて。体は大切にね」
と、最後まで小田原節は全開なのでありました。
……この1件が、涼太の心を離婚同意へと向かわせたんだろうなあ。
指輪がぶかぶかになるまで痩せたってことだよね……。
怪文書の犯人はしょこたんでした
うわあ前回の予想ちょっと当たってた!
しょこたんかーーーーーい!
麗華と友達になりたかったからかーーーーい!
うわーーーい!!(←見ながら変なテンションになってた)
そんなに頭回るタイプでもなさそうだから違うかと思ってたけど、良く良く考えたら、頭回るタイプならむしろしないわなあ、こんなこと。
麗華のためだと言いながら、本当は人を罰する爽快さを楽しむためだけにやっていたことを麗華に突き詰められ、爆発するしょこたん。
「学級委員みたいに、当たり前のこと偉そうに!!」
できちゃった婚で、夫に何を言われても強く言えず、お隣には理想の夫婦が引っ越してきて、彼女なりに鬱屈した感情を溜め込んでいたんですね。
そんな中、美都という格好の獲物を見つけて、思う存分自分の鬱憤をぶつけることができた、と。そりゃあ楽しかったろうなあ。
妻の爆発する感情を目の当たりにした横山夫。
ちょっとは改心するといいんだけれど。
有島は本当に「優しい」のね
麗華から直接「嫌」って言われてたのに、美都に会いに行くな有島ああああ!!!
しかも馬鹿正直に美都に会うことを連絡するなーーー!!!
せめて言うんならLINEじゃなくて直接言えーーー!!!
そりゃあ麗華さんガチギレして実家帰りますよ……。(呆)
ほんと、根は優しいんだろうけど、妻帯者である以上、優先順位ってのはあるんですよね。
本当に妻に許してほしいなら、夫婦関係を継続したいのなら、どんなに心配でも不倫相手のことは見捨てるべきだった。
それができないなら、もう妻としては一切信じられなくなるわけで。
愛が憎しみに変わっても仕方のないことをしたよね。
せっかく良い人選んだのにね、有島……。
次回、いよいよ最終回。
渡辺家、有島家、二組の夫婦の結末やいかに。
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