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【感想】アニメ「DRIFTERS(ドリフターズ)」第3話

第三幕「俺軍 暁の出撃」

主人公3人以外の「漂流者」、および「廃棄物」の紹介回。
あいかわらずの良作画&声付きで皆格好良すぎんだよコノヤロウ!

あらすじ

豊久たちの居るエルフの村から離れた地、カルネアデス。「北壁」と呼ばれる巨大な壁により、北方からの敵をすべて防いでいたこの地に、「黒王」という謎の男率いる大軍が襲来する。黒王軍の襲来を予見していた魔道結社「十月機関」は、北壁の陥落を悟り、同じ地に居た「漂流者」ハンニバルとスキピオを連れての脱出を試みる。その戦いの最中にも、空から新たな「漂流者」が戦闘機に乗ったまま召還されてくるのだった……。

感想

ハンニバル&スキピオ

「もうやだこのカルタゴの雷光」とかぼやきながらも、老齢のハンニバルを嘲るカルネアデス兵たちに憤るツンデレスキピオ氏。「俺のローマは100万の軍勢は恐れないが、こいつ唯一人を恐れた」のシーンの作画は超絶神ってました。お互い言い争いながらも相手のことを認めてるのが良いなあ。

黒王軍に勝てる可能性を問われて「ゼロじゃないさ」と不敵に笑ったハンニバル氏(このシーンも超格好良い)。この2人に軍権渡してたらカルネアデスの末路も多少は変わった、のかなあ……。

十月機関

勝手に「とつききかん」って読んでいたんですが、「じゅうがつきかん」が正しいんですね。原作では「オクト」とも表記されますが、これはアニメでは無しになるのかな。

櫻井孝宏さん演じる青年は、作中ではまだ名前を呼ばれてませんが、公式サイトで明かされている通り安倍晴明。実年齢的にはハンニバルやスキピオと同じおじいちゃん。彼もまた漂流者なのでしょうが、飛ばされてきたのは豊久たちよりだいぶ前っぽい。

黒王軍(廃棄物)

「こくおう」って、単に耳で聞くと、どこの国の王様?と思ってしまいそうですが、「国王」ではなく「黒王」。彼が率いるのは「漂流者」ではなく、土方歳三、ジャンヌ・ダルク、アナスタシア・ニコラエヴァ・ロマノヴァ、ラスプーチンなど、元の世界で非業の死を遂げた、「廃棄物」と呼ばれる者たち。元の世界から廃棄されたという意味なのでしょうが、それらを束ねる黒王とは一体何者なのか……。

源義経

今のところ漂流者でも廃棄物でもないらしい彼。って、どっちになるかは自分の意思で決められるんでしょうか。敵か味方か判らない飄々とした物言いはさすが石田彰氏。
与一との絡みがどうなるか楽しみ。

ワイルドバンチ強盗団

西部開拓時代に実在した強盗団、その中でも生存説が囁かれたブッチ・キャシディとサンダンス・キッド。ぶっちゃけ他の漂流者組と比べて影の薄い感があるとか思ってて本当にすみませんでしたorz。二丁拳銃&ガトリング銃ぶっ放す姿、めちゃくちゃ格好良かったです。
声のイメージは逆だったけど(ブッチが高めでキッドが低めなイメージだった)。

菅野直

太平洋戦争において撃墜王の異名を持つ海軍軍人、菅野直。登場シーンからして格好良すぎるじゃねえかバカヤロウ!バカヤロウ言い過ぎだってんだコノヤロウ!原作からしてそうだけど声に出して言われると尚更際立つんだよバカヤロウ!召還する時点でデストロイヤーて書かれてんじゃねえかコノヤロウ!

炎に包まれるカルネアデスを見て、空襲される日本を思い出してキレて黒王軍に攻め込むのとかすごく格好良かった。ハンニバルたちの救出を助けたのも超GJでした。でもあんな調子で攻め続けてたら弾薬尽きないか……?

豊久たち

主人公格3人(豊久、信長、与一)、一切出てこないままエンディングが流れ始めた!?と思ったら、Cパートでようやく出てきたのでちょっと安心。十月機関のオルミーヌを見つけて事情を問い質しますが、彼女からの説明&協力要請に彼らが返した言葉は「知るか」「なにそれ勝手に決めんな」「やだ」。哀れオルミーヌ(涙)。

その他

今回で初めて気づいたんですが、何気にED曲の歌詞にも「果てない狂奔が大地へ」って、「狂奔」が入ってるんですね。オープニング曲にはタイトルからして「狂奔」が入ってますし、やはりこの作品のテーマはそこになるのか。
「Bloodthirsty Noble Warriors」=「血に飢えた気高き戦士(武士)たち」。まさに豊久たちのことを指している言葉。

あと、これも初めて知ったんですが、ドリフターズの次回予告って関東と関西とAbemaTVで違うんですね!
AbemaTV版はシンプルに次回の内容を示すワード3つを紹介する格好良い感じの予告なのに対し、地上波の関東・関西はそれぞれ関ヶ原の東軍・西軍に分かれてのドリフ合戦をやっているようで。何そのネットに上げられるの前提みたいな作r(ry