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【FGO】無課金ゆるーくプレイ日記【第2部第1章クリア】(ネタバレ)

Fate/Grand Order第2部第1章、「Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア 獣国の皇女」、クリアしました!

めっっっちゃ面白かった……!!!
完全に期待の上を行かれました。シナリオから何から最高だった……。
第1章からしてこれだったら続く世界はどうなってしまうの?

※第2部第1章までのネタバレを含みますのでご注意ください

あらすじ

謎の少女と猟兵たちによるカルデア襲撃から三ヶ月――。
虚数空間から奇跡的な生還を果たし、主人公たちが辿り着いた――座標的にロシアであるはずの――そこは、摂氏マイナス100℃という、人が生きていけるはずもない酷寒の世界だった。

吹雪と嵐に阻まれた脱出不可能の世界。虚数潜航艇シャドウ・ボーダーは故障し、再度の潜航もできない。食料も、サーヴァントを喚ぶための電力すらも尽きかける中、主人公とマシュは、一縷の望みをかけて吹雪の世界の探索を試みる。

はたして主人公たちは、この世界で生き延びることができるのか。そして、カルデアを襲撃した謎の少女・アナスタシア、彼らと共に居た言峰神父とコヤンスカヤ、さらにアナスタシアのマスターであるカドックの狙うものとは……?

感想

シナリオから演出まで素晴らしい章でした

いや、本当に、第2部の始まりを飾る素晴らしい章でした。
虚数世界からの生還、からの摂氏マイナス100℃*1という極寒の世界、活動できるサーヴァントもほとんどいないという絶望的な状況からの、パツシィやアヴィケブロン先生との出会い。少しずつながらも光が見えてくる感じ。

……からの、絶体絶命への叩き落とし。
乱高下を繰り返し、何度もどんでん返しを経ての、熱すぎる最終決戦。怒りの日とか反則だろ! 最初からクライマックスすぎるだろ! こんなのが最初の章で良いのか!!

強いだけの世界に負けるな、というパツシィの呪いのような台詞もキツかった。
彼がいなければ、汎人類史はあそこで潰えていたんですよね。
せめて彼にはあの満天の星空を見てほしかった……。

そして、何といっても、すべてのシナリオを読み終えた後で見る、アナスタシア30秒CMのラストの破壊力ですよ。
youtu.be

泣くだろこんなのおおお!!!。・゚・(ノД`)・゚・。
これを、あえて本編中じゃなく、CMで魅せてくるのがニクすぎる。まさか「きらきら星」でこんなに感動するなんて思いませんでした。やっぱ神才だ、あの男。

生きるために他の全てを犠牲にし、音楽などとうに昔に消え去った世界の終焉に響く、とてもシンプルで、とても美しい旋律。
なんて綺麗で残酷な世界の終わり。
これから先、我々はこんな終わりを、あと6回も見る羽目になるのか……。

あ、ちなみに強いていえば、中盤の「すべてをみている」的なところの演出は怖かったな……ああいうのは心臓に悪いです……(がくがくぶるぶる)。

カドックとアナスタシア

主人公達が初めて相対した異聞帯のマスターとサーヴァント、カドックとアナスタシア。このふたりの関係性がものすごく良かったです。

単なる利害関係じゃなく、お互い淡い好意を寄せているのが読み取れて、でも恋愛と呼べるほどの甘々な要素ではないのが丁度良かった。主人公と契約しているサーヴァントは沢山いるけど、カドックにとってはアナスタシアだけが自身の運命を委ねるに足る唯一のサーヴァントで、だからこそ、終盤のあの展開にはただ涙でした。なんというカドアナ……!

カルデアに捕まる形でまさかの生存を果たしたカドック。殉死も自爆も許さないとアナスタシアに命じられてしまった以上、彼が自ら死を選ぶことはなさそうですが、果たして彼はカルデアに協力する道を選ぶのか、それとも……?

……というか、もしかしたらそのカルデアには、主人公が召喚したアナスタシアがいるかもしれないんですよね。見た目は全く同じで、でも異聞帯にいた彼女とは全く別人の彼女が。なんつう酷な……。

異聞帯でのアナスタシアとは別人だから、異聞帯での記憶もないのだろうけど、でも個人的には、どこかでカドックのことは覚えていてほしいなあ。アヴィケブロンにとっての「彼」のように、名前も顔も思い出せないけど、それでもなぜかカドックとは何かを感じる的な台詞があると、カルデアに捕まったカドックも救われるんじゃなかろうか。カルデアの味方になるならそれくらいの報いがあっても良いような気がする。。

アマデウスとサリエリ

アマデウスとサリエリの関係性も同じくらい良かったです。
生前どうだったかなんてお構いなしに、ただ「アマデウスを殺した」という噂のために、それ自体を存在意義として生み出されてしまった「無辜の怪物」。アマデウスを殺すことが存在意義でありながら、アマデウスの神才を理解できてしまうがために、瀕死の彼を前にしてもどうしても殺せない男……。キツい……。

そんな彼が、アマデウス亡き後、彼の意思を継ぐかのように「怒りの日」で雷帝の足を止め、アマデウスとの約束通り、世界の終わりに「きらきら星」を弾くんですよ。他のサーヴァントたちが退去した後も、主人公達がロシアを去った後も、あの世界が終わるその瞬間まで。なんて……なんて切ない……。・゚・(ノД`)・゚・。

今後、彼の知名度が上がって徐々に再評価されて、「本当はアマデウスを殺していなかった」という認識が人々の間で広がって、それが英霊の座に影響して、無辜の怪物扱いが弱まってくれたりしないのかな……いや、でもそうなったら、本来英霊でもない彼はサーヴァントとして喚べもしなくなるのか……ああ、でもそのほうが彼は良く眠れるのかな……(´・ω・`)

アヴィケブロン

アヴィケブロン先生も良かった。彼が来てくれてからの安心感が半端なかったです。ゴーレムすごーい!

残念ながらApocrypha見てなくて、彼に関してはあまり事前知識がなく、確かアレでしょう、なんか男の子にひどいことしたんだよね? くらいしか知らなかったのですが(ごめんなさい)、そのことが霊基に残っていて、ゆえに今回あの選択に至ったというのは、思わず胸に来ました。Apocrypha見てたら余計来たと思う。良いキャラだ……。

あまりに予想外だった◯◯の実装

しかし、正直、まさかイヴァン雷帝が実装されるとは思いませんでした。しかもこんなに早くに(第1章の配信開始からわずか1週間で)。しかも汎人類史側の雷帝じゃなく異聞帯側の雷帝で。良いのかそれ?

アナスタシアにも言えるけど、異聞帯側のサーヴァント呼べるとかどうなってるんだフェイトシステム。縁ができれば何でもありなのか? ……って今更か……(これまでの色々なサーヴァントを振り返って)

いや、そりゃあ、あれだけ凝ったモーションを作った以上、プレイアブルキャラにしてガチャ対象にして儲けようというのはわかりますよ。タイミング的にも、リアルタイムで進めたユーザーの多くがクリアし終える直後だろう配信1週間で、しかも性能をかなり良くして実装すれば、思わずガチャを回したくもなりますよ。

でもなあ……。パツシィが姿を見ただけであれほど恐れおののいて心をへし折られた異形、その姿がわからないからこそ、一体どんな姿なんだとドキドキしながら読み進める面白さがあったのに。その雷帝の姿を事前に知っちゃってる状態だと、シナリオの魅力がやや下がってしまうのでは?

それに、カドックがあれだけ苦心して対策を練って、胃をきりきりさせながらカルデア勢をうまく利用して倒してみせた雷帝を、カルデア側がいともあっさり召喚しちゃうのは何か違うような……?
……って、これも今更か……(これまでもボスキャラが喚べたりしましたもんね)

それにしたって、目を覚ますなり、一切記憶なくして主人公に仕えるアナスタシアや雷帝を目の当たりにするなんて、いくらなんでもカドックが不憫すぎる……( ̄▽ ̄;)

おわりに

さて、次は「無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の■■■」
■■■で隠されているのは彷徨海?

彷徨海が最後に出てきたのには本当にびっくりしました。新所長と同じく「あの!?」と言ってしまいそうでした。時計塔、アトラス院に並ぶ魔術協会の一角にして、FGOどころかTYPE-MOONシリーズでも今まで触れられたことがないはずの、「あの」彷徨海が出てくるとは……!!

そして、次なる異聞帯の担当者はオフェリア。
キリシュタリアに忠誠を誓い、決勝戦の相手として望ましいとまで言われていた彼女がまさかの2番手。
果たして彼女が担当する異聞帯はどんな世界なのか、使役するサーヴァントはどんな存在なのか、その眼帯の下の魔眼が開くとき、一体何が起きるのか――?

あああ、続きが待ち遠しすぎます、果たしていつになるのやら……?

Fate/Grand Order Original Soundtrack I(初回仕様限定盤)

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*1:ちなみに、汎人類史上の2018年4月現在での史上最低気温は、2010年に南極で観測された-93.2℃なのだとか