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日々見聞きしたことの感想、思ったこと、考えたことをアウトプットするブログ

【感想】ドラマ「フラジャイル」第7話

【淘汰(とうた)】
不必要なもの、不適当なものを除き去ること。
環境に適応した生物が子孫を残し、他は滅びる現象。
…………orz

あらすじ

定年を間近に控えた放射線診断科の医師、高柴。彼は日々何万枚もの画像診断を行いながら、他の科のカンファにも顔を出して意見を述べ、結果的に多くの患者を救ってきた。だが、彼の昔ながらの仕事のやり方はもはや受け入れられず、病院内で完全に疎んじられていた。

ある日、入院患者の胃がんが肝臓へ転移した疑いがあるとして、主治医である副院長が抗がん剤投与のうえ切除手術を行う旨を告げる。がんの転移だとは限らない、もっと検査が必要だと宮崎や細木が訴えるが、副院長はまったく取り合わない。結果、治療は裏目に出てしまい、患者の容体は急変。診断を確定するためには針生検が必要だが、それを行えるのは放射線診断医だけで……。

印象に残ったポイント

  • 経営方針会議中ですらラーメンの雑誌を読む岸先生ww
  • 老兵は去るのみ、僕は帰るのみwww
  • 高柴先生役・志賀廣太郎さんが超良い声してる
  • その場に適応できなければ淘汰される
  • 中熊教授が最終的にラスボスになりそうなのは気のせいか……?
  • 松井玲奈さんは森井君にガチで惚れてるのかそれともハメようとしてるのか
  • ざっきーが着々と病理医として成長している件
  • 自分の信念を貫くうちの宮崎のほうがまだマシだ
  • あなたが医者である限り僕の言葉は絶対だ!!
  • 小僧め。

検査は正確な診断を行うためにやるんです

前回の奈良井センセに続き、今回も登場した「困った臨床医」。間違いを頑として認めず、患者の命より自分のプライドを優先する副院長。検査は高柴先生が納得するためにやるのではなく、あなたのような医者がうっかり思い込みで間違った判断をして間違った治療をしないためにやるんです。本当にこんな医者がそこらへんに転がってるとしたら、病院に行くのが怖くなりますねorz

前回の感想で奈良井センセについて「裏でこっそり中熊先生あたりが制裁を下してくれてることを願おう」と書いたんですが、今回はガチで鉄槌が下ったっぽい。合掌。

高柴先生について

優れた手腕の持ち主でありながら、昔ながらのやり方を周りにも押しつけすぎて疎んじられていた高柴先生。どれだけ患者を救おうと、周囲に適応できず追い出されてしまうなら、それは医者としては「負け」。「もっと認めてほしかったんですよね。残念でした。貴方は負けたんです」。さ、刺さる……orz

岸先生いつにもましてキッツイなぁ……と思いながら見ていましたが、細木先生いわく、岸先生も昔何らかの事情で前の病院をやめて「逃げ込んで」きたらしいので、高柴先生に自分の姿を重ねていたのかも? ざっきーを預けたのも、キッツイ言葉で喧嘩売ったのも、心折れてブレまくって「負けた」ままで病院を去ってほしくなかったからなのかもしれない、と思ったり。

岸先生の発破が功を奏したのか、総合病院を後にした高柴先生は、その後自分のクリニックを開業。自らのやり方で思う存分できる自分の居場所を作ってしまったのでした。そういう生き方もあるよね。

自分の居場所の作り方~仕事とプライベートがうまくいく!認められるための18の方法~

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