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日々見聞きしたことの感想、思ったこと、考えたことをアウトプットするブログ

【感想】映画「Mr.&Mrs. スミス」

金曜ロードSHOW!にて。観たのは多分2回目。
夫婦間の隠し事はほどほどに( ̄▽ ̄;)

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

あらすじ

「スミス夫妻(ミスターアンドミセススミス)」ことジョンとジェーンは、結婚して約5~6年目の夫婦。ふたりが互いに抱える「秘密」、それは、ふたりとも絶対に正体を知られてはならない「殺し屋」であることだった。しかしある日、同じ標的を狙う任務が届いたことをきっかけに、ふたりはお互いの正体を知ってしまい、業界の掟により48時間以内に互いを殺さなくてはならなくなってしまう……。

その日、自宅は戦場になりました

前半の見どころは、何といっても自宅で繰り広げられる壮絶な夫婦喧嘩殺し合い。一番安心できるはずの我が家で銃をぶっ放し、壁に大穴を開け、インテリアも何もかもぶち壊しながらのガチバトル。せっかくカーテン新調したのに( ̄▽ ̄;)

ワインボトルが倒れたタイミングで戦闘開始のゴングが鳴ったのは、ジェーンの視界ぎりぎりでボトルを落としてみる→ジェーンがとっさに受け取っちゃう→ジョン(こいつちゃっかり俺の動き監視してやがる……俺のことバレてる!)ジェーン(この人わざとボトルを落としてこっちの反応を見た……私のことバレてる!)→で、ふたりともスイッチオン、的な演出だったのかな。

それにしても、家の中にあれだけ武器を仕入れておいて、5~6年も気づかれないものなんでしょうか。お互い秘密を抱える立場だったからこそ、「お互いのパーソナルスペースには絶対に手を出さない」という決まりがあったりしたのかな。

雨降って地固まる

激しい戦いの末、お互い銃を突きつけるもののついに殺すことはできず、揃って組織に追われることになったふたり。逃亡中、お互い今まで言えなかったいろんな秘密を暴露し合います。ジェーンが特にショックだったのはジョンが一度結婚していたことで、ジョンが特にショックだったのは結婚式に来たジェーンの両親が赤の他人だったこと。なんだかんだでちゃんとお互い惚れてるんだなー、この夫婦。

一連の騒動のきっかけとなった「共通の標的」ダンズを誘拐して問い詰めたところ、組織の狙いはもともと彼ではなくスミス夫妻。ライバル組織のエージェント同士で結婚したことを好ましく思わなかった組織が、夫妻を消すために仕組んだ罠だったことが明らかになります。

ジェーン側の組織の女性がダンズに関する情報をジェーンに提供していて、「協力できるのはここまでです、ジェーン」なんて言っていたけど、あれ協力するふりしてまんまとジェーンをおびき寄せたってことですよね。こわー。女ってこわー。

お互い持っている逃走ルートを使えば、別々に逃げられる。でも夫婦は別々に逃げるより、組織に立ち向かって戦うことを選びます。安全なところで他の男と一緒にいるより、命すら危うい状況でも「あなたの傍がいい」。ジェーンにそう言われた時のジョンの表情がもう( ̄▽ ̄ )

おわりに

夫婦とはいえ、お互い言いたくない欠点や秘密のひとつふたつはある。でも、たとえ完全に隠し切っていても、言わずにいることが多いとそれが塵のように積もり続けて、スミス夫妻のように隔たりになってしまうもの。夫婦間、家族間の風通しはなるべく良くしておきたいと思った話でした。(家ごと吹っ飛ばすほどの風穴を開けなきゃいけなくなる前に……。)

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