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【FGO】無課金ゆるーくプレイ日記【亜種特異点Ⅱクリア】


Fate/Grand Order ‐Epic of Remnant‐ 亜種特異点II 伝承地底世界 アガルタ アガルタの女 (1) (角川コミックス・エース)

Fate/Grand Order、亜種特異点Ⅱまでクリアしました!

※亜種特異点Ⅱクリアまでのネタバレを含みますのでご注意ください

あらすじ

新宿の異変を解決し、無事カルデアに帰還した主人公。だが、冠位時間神殿から逃走した魔神柱はまだ3体生き残っている。それらを殲滅する旅――レムナントオーダーの次の目的地は、西暦2000年代の中央アジア――その「地底」だった。

地の底とは思えぬほどの謎の大空間。
女が男を虐げる世界。
黄金郷エルドラド、不夜城、水上都市イース――ここにあるはずのない都市を支配する、3人の女達。

主人公は、道中出会った記憶喪失のサーヴァントと共に、この世界の異変に挑むのだが……。

感想

男と女と生と死の物語

オカルト界における伝説の地底世界、アガルタ。
そこで繰り広げられたのは、男と女と生と死の物語でした。

「性別」という、このご時勢、ナーバスに扱われるテーマを良く使ったなあ、などと思いつつ、アストルフォ(※セーラー服)とデオン(※メイド服)とダヴィンチちゃんとフェルグス・リリィ(←違う)というパーティに色々混乱しつつ。そのへんLGBTに考慮した……のか……?
まあ、そもそも史実上男性のはずのキャラが女性になってる時点で色々(ry


……しかし、何か、7章あたりから、キツめの描写が目立つような?
グロ描写だったり性的な描写だったり。
一応全年齢向けで、直接的なものは無いにしろ、良いのかしらこういう描写。

いや、原作のジャンルがジャンルなだけに仕方ないんですけど、ここまでスマホゲームとして人気が出てしまったら、中学生とかでもプレイしちゃうんじゃないかと……。

めちゃくちゃ個人的にもやもやしたのは、イースや不夜城の女性兵士たちが簡単に「産んで」増えたところ。彼女たちが人間じゃないのは作中でも言明されてたんだけどさあ、なんかこう、「産む」という行為を軽く思われてる節がしたのは私だけでしょうか。気にしすぎか。


あと驚いたのはまさかのラピュタ
えっジブリ的に大丈夫なのこれ!?と思ったのですが、どうやら元ネタは天空の城ラピュタのさらに元ネタ、ガリヴァー旅行記に登場する空飛ぶ島ラピュタなのだそうで*1

さらにさらに、その名前の由来は、スペイン語で「娼婦」……。
ラピュタって凄い名前だったんだなあ……。

キャラクターについて

レジスタンスのライダー

もしカルデアに来ても全力でお引き取り願うキャラその1。
かwwwおwwwげwwwいwww

未だかつてこれほどの顔芸を披露するサーヴァントがいただろうか。いやない。多分。

新宿のアーチャー同様、こちらもシナリオ開始時点で真名諸々知ってしまっていたのが残念。まあ、知らなかったとしても、マシュが早々から「こいつ怪しい」雰囲気を出してくれていたので、もしかしたら気付けていたかもだけど。

「諦めなければ夢は必ず叶う」って言葉も、正体を表すまでの一連のやりとりも良かったのになあ。蓋を開けてみればドス黒い悪のド筆頭でしたね……。

あの少年が彼のこんな面を見ずに済んだのは、幸いというべきか何なのか。

ダユー

もしカルデアに来ても全力でお引き取り願うキャラその2。
いや、彼女は敵専用NPCらしいから来ないんだけど。

なんていうか、ドレイクさんとは別存在の扱いにしてほしかった……。ドレイクさんをこんな扱いにしてほしくなかった……。黒髭氏が見たらキレるぞこれ……。
せめてドレイクオルタとかにしてくれてたら、まだ納得もできたのに……。

あれかなあ、サーヴァントに別の「誰か」の魂を上書きできるっていうのが、今後の伏線だったりするのかなあ。
姐さんの霊基に影響が残ってなければ良いのですが。

不夜城のキャスター

もしカルデアに来られても全力でお引き取り願うキャラその3……だったんだけど、終盤の展開を見るとそうとも思えなくなりました。マシュやホームズと一緒に後方支援担当でいてくれれば良いんじゃないかな。そのほうが死ぬ危険少ないだろうし。

「彼」についてのあの発言は……主人公とマシュにとっては逆鱗に触れるレベルの暴言だったようだけど、私が思うには、単に価値観の相違かと。別に「彼」を嘲るつもりはなかったのではないかと。
「二度と死なずに(=生き返らずに)完全に消滅できること」は、彼女にとって本当に羨ましいことだったのでしょう。

でも、フェルグスの決死の口説き説得で考えを改めてくれたようで何より。
彼女のこれからの生に幸あらんことを。

不夜城のアサシン

もしカルデアに来られても……アサシン枠は埋まってるんだ、すまん。
見た目はどう見ても幼女ですが、彼女は確かにまごうことなき王でした。

密告の是非に関してはどうなんでしょうねえ……。
皆が皆監視しあって密告しまくったら、いつか密告が必要なくなる国になる?
密告する相手が(=国民ほぼ全員が)いなくなるという意味でなら、まあそうかも……。

エルドラドのバーサーカー

実はすでにカルデアに来てもらってるエルバさん。またの名をアマゾネスCEO。
ようやく真名がわかりました。けど読み方間違えそうって言ったら殺されrぎゃー

ギリシャ神話の英雄には文字通り目の色を変えて襲い掛かるCEOマジぱねえ。
メガロスとのTHE・怪獣大決戦コンビには本当に驚かされました。
乱入してくんなwwwww

フェルグス

男と女がいれば!
子が生まれます!

いや、まあ、そうなんだけど( ̄▽ ̄;)

最初リリィ(←違う)として出てきた時にはどうしようかと思いましたが、なんだかんだ言いつつ彼は彼でありw、最終的なこの物語の主役は彼でした、という。
終盤の展開はまさに胸熱でした。
特に、親指立てて毒壷に沈んでいくシーンは涙無しには(ry

カルデアに戻った後の彼は相変わらずのアレだったけど( ̄▽ ̄;)

おわりに

かくして物語は【夜話団円】
英題の「Happily Ever After」は、おとぎ話の典型的な結びの言葉「めでたしめでたし」の他、「末永く幸せに」という意味もあるようで*2

「死の恐怖は生きた意味で打ち消せる」
訪れる死は同じでも、そこに至る道はさまざま。わけのわからない怪物の一部になって死ぬよりは、愛する人に看取られて死ぬほうが良い。
いずれ避けられない死が待つからこそ、その生は楽しくあるべき――。

色々もやもやするところありつつも、この最終頁(おしまい)は良かったので、良い物語だったということで。
※だがレジライとダユーお前らはだめだ


さてさて、余韻に浸る間もなく、次は下総国へ。
早いところセイレムまで追いつかないと、おちおちTwitterでネタ漁りもできやしない……!(ネタバレを踏んでしまう)

*1:ラピュタ - Wikipedia

*2:これは、公式でフェルグス×不夜城のキャスターが成立すると見て良いんですかね。彼女がアガルタでの出来事を知ってそうだったのは、カルデアで今回の記録を見たってことなのかな?