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日々見聞きしたことの感想、思ったこと、考えたことをアウトプットするブログ

【感想】ドラマ「コード・ブルー 3rd SEASON」第10話(最終話)

いやーーーもう、終始手に汗握る90分、素晴らしい最終回でした!

あらすじ

地下鉄開通前の駅構内で発生した大規模な崩落事故。救命チームの面々が現場に駆けつけるが、重傷者の治療中に新たな崩落が発生。チームのほとんどは幸い軽傷で済んだが、藤川が巨大な瓦礫の下敷きになってしまう

300名もの人間を巻き込んだ大惨事。ひとりでも多くの命を救うために奔走する医師たち。彼らは患者を、そして藤川を救うことができるのか――?

感想

藤川先生くぁwせdrftgyふじこlp

ふ……、


ふ…………、


藤川先生えええええええええ!!!!???


藍沢先生は(主人公補正で)大丈夫だろうと思っていたけれど、代わりに藤川先生がとんでもない目に……!!!
思いきり瓦礫の下敷きになってて左足が……!!!

そんな目に遭ってる最中でも、泣きじゃくる子どもを見つけると明るく話しかけて、ライトを持たせて送り出してあげる藤川先生、マジ尊敬……素晴らしい……。

藍沢たちが駆けつけ、瓦礫をどかせる手筈も整って、ああこれで大丈夫だと思ってたら心停止の危機に陥って(!!)、もうそこから先はひたすら「藤川先生助かって……!!!」と祈りながら見てました。助かって良かった……良かった……。

……しかし、久しぶりに「くぁwせdrftgyふじこlp」なんて使ったけど、こんなのもう死語なのかなあ。死語なんだろうなぁ……( ̄▽ ̄;)

白石先生、本領発揮

藍沢や緋山、藤川夫妻と比べると影が薄かった白石先生、ここぞとばかりに指揮官としての本領発揮! 渉外能力すごーーい!!

本人は藤川を危険に晒したと苦にしていたけど、彼女が現場を指揮していなければ、他のメンバーも危なかったかもしれないし、患者も救えなかったかもしれない。
藍沢が全幅の信頼を置く指揮官って凄いこと。お見事です。

緋山と名取と父親と赤ん坊

崩落事故に巻き込まれ、生存が絶望的になった妊婦。せめて子どもだけでもと帝王切開の許可を求める緋山に、「ひとりで育てるなんて出来ない、無理です」と言っちゃう父親。
おいおいおい!?……と思えるのは、テレビの前でドラマとして見ているからで、いざ自分が同じ立場に立たされたら、はたして同じこと言わずにいられるだろうか。

そんな父親に発破をかけたのはまさかの名取くん。

「あなたはこれまでの人生まじめに向き合ってこなかったんでしょう」
「誰かに任せていれば失敗も責任もないから」
「奥さんは、そんなあなたや子どもの人生も背負おうとしたんだ」

「子どもの人生じゃない、あなたの人生をあなた自身で決めてください」


……多分、言いながら、その言葉は名取くん自身にもグサグサ刺さったことでしょう。

名取の言葉に、覚悟を決め、「子ども、助けてやってください」と答えた父親。
緋山と名取の手で助け出された女の子は、瓦礫の間の小さな岩を通って無事助け出されたのでした。
男手ひとつで育てるのは大変だろうけど、奥さんが残した大事な命。頑張って育てて欲しいな……。

横峯と雪村とレスキュー隊の男性

患者の容態を見て、助かる見込みがあるか迅速な判断をしながら現場に向かう横峯さん。超格好良い……!! 成長したなあ君も……!

彼女と雪村がつくことになったのは、自分と同じように、ドラマを見て憧れてレスキュー隊員になった男性。
もし俺が助からなかったらこのワッペンを甥っ子にあげて、なんてフラグを立てつつ、明るく喋っていた男性の容態が急変するシーンは、見てて本当にハラハラしました。
横峯と雪村が懸命に呼びかけて意識を戻そうとしたけれど……。

灰谷と橘と電撃傷の男性

運ばれてきた患者が電撃傷なのを、みごと看破した灰谷。
橘先生と一緒にオペに入り、無事患者を助けることができた模様。
例の件のトラウマからドクターヘリには乗れないけど、医師としての能力は充分身についたようです。第1話でのオロオロする姿は最早ないのでした。


そして――――


 

感想(エピローグ)

新海と奏ちゃんと藍沢

思いきり敵意むき出しで「許してもらいたくて来たんでしょ?」と睨む奏ちゃんに、そうだと頷いた新海。でも許してほしいのは自分ではなく藍沢。「あいつは自分のキャリアを捨ててでも君を救おうとした。俺は許されなくていい。藍沢を許してやってくれ」と。
最後に筋を通したな新海……。

その想いが通じたのか、藍沢が訪れた時、奏ちゃんはピアノに向き合っていました。
「へたでしょ。でもわたし、絶対弾けるようになる。前と同じくらい。前よりもっと」
ああ、これが藍沢の背中を押したんだろうなあ。

いつか、リハビリの末に、納得のいくピアノの演奏ができるといいな。
そしてそれが藍沢先生の耳に届くといいな……。

藤川と冴島

藤川先生、意外とお元気そうで何よりですwww
本当に……何より……(´;ω;`)ブワッ

冴島さんのことを思って、一般整形に戻ることを考える藤川先生に対し、それを止める冴島さん。

「私のために、行きたくないところへ行こうとしないでほしい」
「私は、あなたが選んだ道を一緒に歩きたい」
「本当に、行きたい道を歩いて」

そして力強く冴島を抱きしめる藤川先生きゃーーー!!!リア充ーーー!!!末永く爆発しろーーー!!!本当に……お幸せに……(´;ω;`)ブワワワワ

灰谷と白石

ドクターヘリで駆けつけてたくさんの人を救うドクターになれるのか。なれるという白石先生に、「簡単に言わないでください」という灰谷。
白石先生みたいにできる人に、できない人の気持ちはわかりません、と。

でも、灰谷から見れば「できる医師」に見える白石先生も、昔は「できない医師」だったのです。
フェローだった頃は大きなミスをして、仕事もできず現実を直視することもできない自分が嫌になって、医者をやめようと思ったときもある。
でもそのとき、同僚が、頑張れって言うこともなくそばにいてくれた。
そのおかげで自分はここにいる、と。

「あなたのまわりにもいろんな人がいる」
「あなたに助けられた患者も。あなたの成長を楽しみにしてる指導員も」
「だからゆっくりでいい。あなたのやり方で医者になって」
「あなたは必ず人の役に立つ医者になる」

ああああ、良い指導員だ……(感涙)

本当に、今悩んでる新人・若手の人に聞いてほしい言葉。
自分の実体験と照らし合わせても、本当にその通りだと思うんです。
焦る必要はないし、まわりと比べて遅れてても、少しずつ前に進んでいけば良い。
先輩達だって、これまで沢山失敗しながら、成長を重ねて今に至ったのですから。

……自分より上の先輩方も、きっとそうだったんだろうなあ……。

横峯と雪村

ああ、あの患者さん駄目だったか……。
全員救えてハッピーエンド、とはならないのがリアルな所ですよね……。

でも、あの患者さんは、早い段階で開胸していたとしても助かる見込みは少なかった。
「医者は所詮助かる命しか救えない」
「救える命を確実に救う。そのために日々学んでいる。それを思い出せ」
そんな藍沢の言葉を受け、「頑張ろう」と言ってくれた雪村の言葉を受けて、落ち込んでいた横峯も笑顔を取り戻すのでした。雪村さんもGJ!

名取と緋山と名取父

父親の病院ではなく、翔北で救命医になることを決意した名取!
自分の人生自分で決めたー!!

「ここでなら、おれはまともな医者になれる気がする」
「まともな人間になれる気がする」
「おれはここで学びたい」

そんな息子の一大宣言をさらっと流す(!)父親を、緋山先生が必死で説得。

「ミスもするでしょう。でも彼は乗り越えていける。自分の力で」
「その機会を奪わないであげてください」

あ、これも本当に仰る通りで。
人には失敗する権利があって、失敗してこそ成長することができるんですよね。
実際、名取くんも針刺し事故の件で成長することができたのだし。

親や先生や上司など、周りの人が片っ端からその可能性を排除して、一度も失敗することないまま大きくなったら、いざ失敗したときに致命傷になってしまう。
後輩を指導する時には、肝に銘じておきたいところです。

緋山先生の必死の説得に、ついにお父さんも得心(したはず)。
「息子は指導員に恵まれたな」「息子をよろしくお願いします」と。
うわああ、やったね名取……!この父親のことだから、言うこと鵜呑みにしたらアレかもだけど……!
名取くん頑張れ!名医と呼ばれるその日まで!


でも、ここで名取を指導するということは、医局長の件は……?

「しまった、あたしまだあいつの指導しないといけない!」

緋山先生wwwww
うっかりなのか演技なのか分からないけど演技なら女優になれるよwwwww
こうして、緋山先生と緒方さんと名取くんの三角関係はまだまだ続きそうなのでした( ̄▽ ̄ )

橘一家

優輔が立ったーーーー!!!
ああ、移植成功したんだね、歩けるようになったんだね、良かった……!!

「お父さん、移植を受けさせてくれてありがとう」
「ぼくはお父さんを嫌いになったりしない」
「ぼく、生きる。それで将来、お父さんみたいな医者になる」

この言葉聞いてからの橘先生の号泣に至る演技が素晴らしかった……!!
こんなこと息子に言われてしまったら本当嬉しくてどうしようもないよね……!!!
これからも過酷な治療が待っているのかもしれないけど、親子で力を合わせて頑張っていってもらえたらなと思います。ああ良かった……。

緋山と緒方

好きな女の夢を邪魔したくないからと、緒方から別れ話を切り出されていた緋山。
彼女が出した結論は――

「あたしは、あなたがいるから夢に向かって努力したいって思える」
「その体じゃあたしを支えられないって思うなら、」
「そのぶん心で支えて!」

かあっこいいーーーー!!!!!(拍手)

これには緒方さんも思わず破顔して「まかせとけ!」と。
こっちもハッピーエンドで良かった。。。
末永くお幸せにー!!

藍沢と白石

紆余曲折あったものの、トロント行きを決めた藍沢先生。
年明けには向こうへ行かれるそうで。
ああこれは年末スペシャルのフラグかな?と思ったら違った( ̄▽ ̄;)

「自分のために医者をやってた。今は誰かのために医者でありたいと思う」
「俺は出会いに恵まれた。お前との出会いも含めて」

一方の白石先生も、この数ヶ月で得たものは大きかったようで。
かつての救命チームのようにはできないけど、「落ち込まないことにした」。
「どうせ無理だから。他の誰かみたいに仕事をするのは」。

「灰谷先生が教えてくれた。こんな自分でもできる医師に見えるって」
「わたしはわたしなりの救命を作っていくしかないんだってわかった」
「いつも迷ってばかりのリーダーが作る救命、」
「それを精一杯やっていくしかないんだって」

「――そうか。なるべく早く見せてくれ」

そう言って笑った藍沢先生の笑顔が本当に素敵でした。
白石先生との距離感も、これくらいがちょうど良かったなあ。下手に恋愛要素とか増やされたら嫌だなあと思ってたけど、そうならなくて良かったと思います。個人的にこのふたりは「同僚」であってほしい。同僚間恋愛→結婚は藤川さんたちがやってるし。

仲間がいれば歩いていける

人生はトンネルに例えられる。
誰もがそれぞれ準備をして道を行く。
でも、人生は往々にして予想を裏切る。
もしも、そのトンネル自体が突然崩れたら?
俺達は行き先を見失う――

明日は必ず来る、けど、その明日に何があるかは分からない。
先の見えない暗闇に心が折れそうになることもある。
でも、独りでは辛い暗闇を、共に歩ける仲間がいれば。
光を一緒に探せる仲間さえいれば、歩き続けることができる。
駄目なら向きを変えて、また歩き出せば良い。
仲間と共に。


「ほんと、最悪のフェロー」
「俺たちと同じだな」
そんな風に軽口を叩き合える仲間と共に。

――そうね、人生において最も重要なのは人間関係、仲間との絆なんですよね。コミュ力こそがものを言うんですよね。最後に勝つのはリア充なんですよね(  ̄▽ ̄)


(  ̄▽ ̄)


(  ̄□ ̄)


(# ̄□ ̄)<…………


(# ̄□ ̄)<リア充爆発しろおおおお!!!!!


※すみません僻みが出ました


まあでも本当に、仲間と一緒なら、より前に進んでいけるのは確かで。
時に衝突もするけど、同じ目標を目指して、協力して歩いていける人たち。
誰かにとってのそんな存在に、自分もなれたらと思うし、そうなれるように努力したいと思うのです。

おわりに

7年ぶりに帰ってきた「コードブルー」の第3シーズン。
かつてのフェローたちが成長を遂げ、後輩を指導する姿を見せた今作は、同じく後輩を指導する立場にある上司・先輩の方々にとっても、社会人になって間もない新人や若手の方々にとっても、学びを得られる作品だったと思います。

今、新人・若手の方で、この作品を観られたなら、ぜひ何年か後に見直してみてほしい。
まったく別の視点で見ることができると思います。
月9復活の狼煙になりうる良作でした。

そして映画へ……

そして、ラストに発表された「映画化決定」のテロップ!
あー、やっぱりそう来ますよねー、フジ久々のドル箱ですもんねー!!!( ̄▽ ̄ )

時期的に、藍沢先生がトロント大に行く直前の話になるのか、行ってからの話になるのか分かりませんが、2018年公開予定ということで、ドキドキしながら待っていたいと思います!

▼公式サイト
www.fujitv.co.jp

フジテレビ系ドラマ「コード・ブルー」ドクターヘリ緊急救命 3rd seasonオリジナルサウンドトラック

フジテレビ系ドラマ「コード・ブルー」ドクターヘリ緊急救命 3rd seasonオリジナルサウンドトラック