あ……、
あ…………、
藍沢先生えええええええええ!!!!???
あらすじ
フェロー達が救命センターに来てから数ヶ月。彼らはめざましい成長を遂げ、白石をリーダーとする救命チームは、順調に機能していた――かのように見えた。だが、彼らにはそれぞれ、人生を左右する岐路がすぐそこまで迫っていた。
ある日突然、何の前触れもなく訪れる、たった1時間の出来事。そのたった1時間が、時に人生すらも変える。はたして、彼らはどの道を選ぶのか――。
感想
緋山と緒方
まさかの周産期医療センターへの復帰話(しかも医局長として!)が持ち上がった緋山先生。
白石先生も緒方さんも祝福する中、当の本人は何だか複雑そうな表情。
そして、そんな彼女に追い打ちをかけるようにもたらされる、緒方さんからの別れ話Σ( ̄□ ̄;)
緋山先生は24時間患者のことを考えるタイプ。
障害を持つ自分と一緒に居たら、夢を追うどころじゃなくなる。
いずれ、自分といる時間が勿体無いと思うようになる。
もしそうなったら、自分が耐えられない。
「好きな女の夢を二度も奪いたくない」
きゃー、ナチュラルに「好きな女」って言っちゃったよこの人!とか言ってる場合じゃなかった( ̄□ ̄;)
緋山先生なら緒方さんの障害のことも受け入れてやっていけるんじゃないかと思うけど、医局長としての今後の責務とかも考えると、現実問題として厳しいところはあるのでしょうね。それが分かってるから、緋山先生も即答できなかったんだろうなあ。
それぞれの夢を目指して、別れてしまうのかなあ……。
橘一家
ドナーの順番を待ち続け、ついにやってきた、優輔くんの心臓移植のチャンス。
1時間以内に移植の受け入れの返事をしなくてはならず、急いで息子のもとに駆けつけた両親に彼が返したのは、まさかの移植拒否。
大好きだった父親が、自分が病気になったのをきっかけに、「自分を助けるために誰かが死ぬのを待つようになった」のが嫌だからと。
「ぼくが死ねば、お父さんはもとのお父さんに戻れる」からと……。
この言葉聞いたときの、橘先生の愕然とした表情がツラかった……。
こんなこと息子に言われてしまったら本当どうしようもないよなあ……。
でも優輔くん、君が死んだら、お父さんはもとに戻るどころかダークサイドに落ちて戻ってこなくなると思うよ( ̄□ ̄;)
残り時間数分というところで緋山先生に背中を押され、無理矢理移植を受けさせると決断した橘先生。息子が生きていてくれるのなら、嫌われても構わないと。
もしかしたら、息子の意思を尊重しなかったと非難する声も一部あるのかもしれません。でも、個人的には、橘先生の決断を責める気にはなれないなあ。息子の意思を尊重して死なせてたら、物語的にはダークサイド→バッドエンド一直線だっただろうし。
彼の移植が無事成功することを願うほかありません。
名取
名取のもとを訪れ、自分の病院に戻るように諭した父親。表向きは「病院経営を学ばせたいから」、そして本当の理由は「息子がこれ以上不祥事を起こして名取の名を汚すことを許さないから」。父親の真意をとうに見抜いてる息子と、それを隠そうともしない父親。うわあ……これは名取が患者に寄り添えなくなるのも無理ないわ……ホントに名医なんですかアナタ……。
あなたが居なくなるならここには未練はないと、父親の病院に戻ることを緋山に告げる名取。その背中に、「医者続けなさいよ」と声をかける緋山。
「あんた、自分が思ってるより医者に向いてる」
はたして彼の選択は――。
……っていうか、名取も灰谷も緋山も藍沢も藤川もいなくなったら、本当に救命チーム詰むと思うんですけど((( ̄□ ̄;))) 頼む残ってくれ名取ー!
灰谷
先日の事故によるトラウマで、ヘリの上から無線連絡をすることができなくなってしまった灰谷先生。精神科でカウンセリングを受けてるとか、思った以上に事態は深刻だったようで……。ところで君に大量の睡眠薬を処方してたのは誰だったんだ
悩み抜いた結果、彼は白石に全てを打ち明け、ヘリ担当を外してもらうことに。彼の復活はもうないのかなあ。ヘリ担当を外れても、内勤医(?)として活躍の場はいくらでもあるだろうけど。
藍沢と白石
トロント大への推薦を勝ち取るも、救命に残ると宣言した藍沢。本人は決して口にしないけど、その背景に奏ちゃんへの自責の念や、順風満帆に見えて実は崩壊の危機にある救命チームへの憂慮があることは明らか。
そんな彼の比喩として描かれたのが、かつて絶対的なエースとして君臨しながら、今ではチームワークを重視するようになった車椅子ラグビーのエース。14年前の怪我に端を発する脳出血で死に至ってしまった人。
昔からの彼を知っている人は、「あいつは随分前に死んでた」と。
「チームワークとか献身的なプレーとか覚えた頃から死んでたんだ」と。
尖ったままで自分勝手なままで良かった。
丸くなるのを成長だとか大人になったとか耳障りのいいことばで誤魔化すけど、
あいつは優しすぎたんだ、と。
……どうなんだろうなあ。尖りまくってた人が年を経て丸くなることは決して悪くはないと思うんだけど、皆が皆丸くなってしまったらそれはそれで弊害が生じるのでしょうか。でも、それでも、丸くなったことを「死んだ」と言うのはどうかなあと思わなくもなかった(それだけあのチームメイトさんの自責が強かったってことかな。。)。
「このまま俺だけが夢を追うわけにはいかない」と言う藍沢に、「同情で残られても嫌」と返す白石。9年前から付き合いがあるからこそ言える台詞。
「あなたがいなくても、あなたがいないぶん、強くなろうとする」
「奏さんだってそう」
「あなたはトロントに行くべきだと思う」
そう、たとえものすごく仕事ができるリーダーや先輩がいても、いずれその人は去るし、その穴を残った皆で埋めなくちゃならなくなる。否が応でもそうしなきゃいけなくなってはじめて、驚くほど成長できたりするんですよね。横峯も灰谷も名取もそうだったし。
でも今の状況的に藍沢先生抜けたらマズいと思います白石先生!
白石先生の言葉にかなり揺れ動いてるらしい藍沢先生。
最後の背中を押すのは奏ちゃんかなあ。
藤川と冴島
「行かなくて良い。あなたは勇敢な医者になんかならなくて良い」
「行かないわけに行かない。おれはフライトドクターだから」
↑死亡フラグだー!? と思ったら彼じゃなかった
大切な存在に何度も先立たれ、藤川までも失うことを恐れて、彼にフライトドクターを降りてほしいと願う冴島さん。藤川先生が崩落事故の現場に行くことすら制止した時には「マジで!?」と思ってしまったけど、彼女のこれまでの諸々の事情を思えば無理もないことか。。。
でも今の状況的に藤川先生抜けたらマズいと思います冴島さ……いや、承知の上か。「お婆さんを見捨てて。私のために」だもんなあ……。
大 崩 落
地下鉄開通前の駅で発生した大規模な崩落事故。子ども向けのイベントが催されていたために、子どもを含む300名もの参加者が巻き込まれる大惨事に。
藍沢たちが駆けつけるも、そのやりとりに、何か追加で崩落フラグが見えた気がしたら案の定――うわああああ藍沢先生えええええええええええ!!!!!!!!?????(2回目)
わたしの大好きなチームは
ばらばらになってしまった
うわあああ…………(放心)
いや、待て、落ち着け自分。月9不振が叫ばれる中で久しぶりの高視聴率を叩き出し、ゆくゆくはシーズン4や劇場版すら狙えるだろう作品の主人公を、フジが殺すわけがない。藍沢先生はきっと大丈夫だ、無事救出され、奏ちゃんに背中を押されて、最終話のラストシーンで白衣をはためかせ、トロント大の門をくぐってシーズン3完なんだ、そうだろうスパイク、そうだと言ってよバーニィぃぃぃ!!(←何か色々混じってる)
次回、ついに最終回。
救命チームの面々は、崩落事故の負傷者をひとりでも多く救い出せるのか。藍沢の運命は、そして、それぞれが選ぶ道は――?
▼公式サイト
www.fujitv.co.jp
フジテレビ系ドラマ「コード・ブルー」ドクターヘリ緊急救命 3rd seasonオリジナルサウンドトラック
- アーティスト: 佐藤直紀
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2017/08/30
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る