金曜ロードSHOW!にて初見。
初代ジュラシック・パークを知っているとより楽しめる(というか、知らないと楽しめない?くらいの)、リスペクト溢れる作品でした。
※以下、本作および初代「ジュラシック・パーク」のネタバレを含みますのでご注意ください
あらすじ
「ジュラシック・パーク」事件から20年――。恐竜の島は、巨大テーマパーク「ジュラシック・ワールド」として、めざましい発展を遂げていた。運用管理者のクレアは、さらなる目玉として、遺伝子技術の粋を集めて造り上げた新種、インドミナス・レックスのお披露目を控えていた。
一方、元軍人の恐竜監視員オーウェンは、ヴェロキラプトルの行動を研究し、訓練の末、彼らにある程度の指示を下すことに成功していた。その功績を認めたオーナーの意向により、彼はインドミナス・レックスの管理体制のチェックを任される。
クレアと共にインドミナス・レックスの檻を訪れるオーウェン。だがそこには、インドミナス・レックスの姿はなく、壁には無数の爪痕が残されていた――。
感想
初代のネタがいっぱい
先週、同じく金曜ロードSHOW!枠で初代「ジュラシック・パーク」を観たのですが、今作にはそれを元ネタにした演出がこれでもかと詰め込まれていました。
物語の舞台は、初代ジュラシック・パークと同じイスラ・ヌブラル島。廃墟と化したセンター、朽ち果てた車とゴーグル、1万ボルトの高圧電流の看板。かつてのセンターを再現したかのようなホールには、ハモンドの像に、ネドリーを殺したディロフォサウルスのホログラム。
そして、3匹のラプトルに取り囲まれた所に現れる超大型肉食恐竜(インドミナス・レックス)――そしてそして、満を持して現れる、初代と同一個体のティラノサウルス・レックス!!
初代を観ているとニヤリとできる……どころか、観ていないとわけわかんないんじゃね?と思うほどのリスペクトっぷりでした。
▼初代の感想はコチラ
akirwn.hatenablog.com
終盤、クレアが発煙筒でTレックスをおびき寄せるのも初代のオマージュですねえ。
それにしても、クレアが乗り物使わずにあそこまでTレックスを誘導したのだとしたら、9番パドック意外と近かったんですね!? それはそれで大丈夫だったんですかクレアさん!?
▼公式サイトが本当にテーマパーク風になってて素敵
ジュラシック・ワールド
恐竜を支配することを諦めない人間たち
「ジュラシック・パーク」シリーズは今作で4作目。「絶対安全だから大丈夫だって!」からの「ギャー!」をこれまで3回続けてきてもなお、恐竜を支配することを諦めずにいる人間たち。自分たち以外の種族をことごとく支配したいと思うのが、人間の性なんでしょうかねえ。無理だというのに(´・ω・`) ユニバ行っとこうぜユニバ。
しかし、さすがに空飛ぶ系は作っちゃダメだったねえ……。あれのせいで被害が甚大なものになってしまいましたね。ザラさん怖かったろうなあ(´・ω・`)*1
作中ではいつの間にか居なくなってましたけど、あれ海を越えて陸地に行ったりしてない? 全部インジェン社の部隊が撃ち落としたのかな?
あと、モササウルスが海に出ちゃう可能性は……ないのかな。ヤツがいる人工湖は島の中心部だから大丈夫……なのか?
ミッチェル兄弟
初代の姉弟と同様、今作で恐竜たちに襲われることになる兄弟。弟がひどい目にあったのはだいたいお兄ちゃんのせい。とりあえず、パークのアナウンスを無視して立入禁止エリアに入った結果、自分だけでなく弟まで命の危機に晒しまくったことについて、弟にごめんなさいしとこっか。
けど、最初は超冷めてたお兄ちゃんが、徐々に弟よりテンション上がって、最後には弟想いのお兄ちゃんになってて。なんだかんだで結果オーライだったのかもしれませんね。
その後、両親の離婚の危機は回避できたんだろうか。
ヘンリー・ウー
「我々がマッドサイエンティストのような口ぶりですね、あなたが強くて大きいの作れって言ったから作ったんですよ?」的なことを言っていた遺伝子学者ヘンリー・ウー氏。いや、多数の犠牲が出てるのに笑いながらその台詞を言ったりとか、マスラニ氏に黙ってあれやこれやの動物の遺伝子、ついでにラプトルの遺伝子も入れときました☆(てへっ)とか、立派にマッドサイエンティストでしょう。
ホスキンスはある意味笑ってしまうほど自業自得の最後を迎えてて溜飲下がりましたけど、この人はちゃっかり脱出していて、次作「ジュラシック・ワールド2」にも出る模様。神の真似事をし続ける彼に、次作で罰は下るのでしょうか。
その他印象に残ったポイント
- 山本耕史さんも仲間由紀恵さんも声優上手かったなあ
- あのやる気なかったスタッフ永野さんだったのか!
- 圧巻すぎるモササウルスの食事シーン
- 完璧だったのにどんどん乱れていくクレアさんのヘアスタイル
- 襲来⇒どうにかやりすごして安心⇒と思ったらどーん!(お約束)
- インドミナス頭良すぎだろ
- ラプトル可愛いよラプトル
- 2万人を一夜で避難させたの何気に凄い
- 今作のエンジニアは良いキャラ&良い仕事した!
続編は2018年全米公開予定
そんなジュラシックワールドの続編、『ジュラシック・ワールド/フォールン・キングダム』は、2018年に全米公開予定だそうで。
ちゃっかり脱出したヘンリー・ウーと、彼が持って逃げた胚が、物語のキーアイテムになるのでしょうか(なんかバイオハザードっぽくなってきてる感が)。
崩れ落ちる王国とは人間の世界のことなのか、それとも恐竜の世界のことなのか。前者だろうな……。
あと、なんと、今度は初代に出てきたマルコム博士が登場するそうで! きゃー! もちろん吹替は大塚芳忠さんですよね! ね!(←注目する所そこ?)
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*1:あれを実際に体験してみよう!てコンセプトで作られたのがUSJのザ・フライング・ダイナソーなのか……乗りたいような乗りたくないような……(そういえば近くに大きな池もあるんですよねアレ)