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【感想】アニメ「ルパン三世 princess of the breeze ~隠された空中都市~」

金曜ロードSHOW!枠にて放送された、ルパン三世50周年記念TVスペシャル。

これまで放送されたTVスペシャル25作品の中でも名作ということで、この「princess of the breeze ~隠された空中都市~」が50周年記念作品に選ばれたようで。通しで見たので、感想を書いてみます。

※以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

あらすじ

クーデターにより王政を廃し共和国となった国、シャハルタ。その開国記念パーティーに展示される水晶を狙い、会場である巨大飛行船に潜入したルパンは、鉢合わせた空族団との争奪戦の末、お宝が入っているはずのバッグをかろうじて確保する。だが、バッグの中に入っていたのは、お宝ではなく赤ん坊と空のケースだった。

お宝の手がかりを求め、赤ん坊を連れて世間を賑わせていたルパンは、やがて飛行船で鉢合わせた空族団のひとり、ユティカと再会する。彼女たち空族団は、クーデターに奪われたシャハルタの魂を取り戻すため、水晶と赤ん坊(ラーム)を取り返そうとしていた。そこに謎の男たちが襲撃を仕掛け、空族たちの持っていた王家の秘宝のうち半分を奪い取ってしまう。

空族団の頭領ジーヴァから、シャハルタの宝と引き換えにユティカを助けて欲しいと頼まれたルパンは、王家の秘宝を求めて、ユティカと共にシャハルタ共和国を目指す。果たして、失われた水晶の行方は。シャハルタで待ち受けるユティカの「定め」とは。そして、シャハルタに隠された「真の宝」とは――。

感想

うん、まあ、面白いには面白かったけれど、TVスペシャルの中でも名作かといわれると、50周年記念で放映すべき作品かといわれると……。正直首をかしげてしまうわたしは、きっと懐古厨なんだろうなあ( ̄▽ ̄;)
(でも、時代的にもう再放送が厳しいやつもあるか……。ヘミングウェイペーパーとか

とはいえ、CGを駆使した車や飛行船などは迫力満点だったし、キャラクターの作画も美麗でした。ユティカ可愛かったー。ただ、その作画力をもう少し赤ちゃんに分けてあげてほしかった。わざとかもしれないけど正直あんまり可愛くなかっ(ry

赤ん坊があんな水晶飲み込んで平気でいられるんだろうかとか、あんなだだっ広い遺跡みたいなところで「きゃー!痴漢ーー!!」は無いだろうとか、相当離れてたはずなのに手や手錠を伸ばして届くのおかしいだろうとか、突っ込みどころを上げていったらきりがない気がしましたが、まあそこはルパンだし。

水晶の隠し場所がそこでした、っていうのも賛否両論ありそうですが、まあそこもルパン……だし?

いろいろリスペクトしてた?

シャハルタの民が「風」を重視するところはナウシカっぽかったし、コーシャルが水晶をはめ込もうとするシーンはカリオストロの城っぽかったし、そこから宝物庫へと光が伸びるところはラピュタっぽかったし。

あと、嵐の中を飛行船が突っ切るところはラピュタっぽかったし、コーシャルの手下のお面を被った連中はカリオストロの黒ずくめたちっぽかったし(あの爪とか)、そもそもシャハルタのお城がカリオストロ城っぽかった(水の上の城だった)し。

さらにはここぞというところで「炎のたからもの」が流れるし、TV第1シリーズでおなじみのあの黄色の愛車(メルセデス・ベンツSSK)が出てくるし、何か、いろんなところでさまざまな作品へのリスペクトが見られたような気がしました。宮崎駿氏を尊敬するスタッフさんでもいたのでしょうか。

ルパンファミリー

全員独身、子供を育てたことなんてないはず……なのに、意外と子供に対応する能力が高かったルパンたち。赤ん坊を高い高いしてあげるルパンとか、風向きに注意して離れてタバコを吸う次元とか、でんでん太鼓や金平糖を買うためにわざわざ日本まで行ったらしい五ェ門とか。優しいな君ら!

不二子はもう相変わらずのないすばでぃ。バストもヒップも実にお見事でした。

あと、TVスペシャルとしては珍しく(?)、とっつぁんがやたら格好良かった件。巨悪を暴くために不二子と取引して見逃したり、瀕死のルパンを助けたり、その後をユティカに任せて自分は静かに去ったり。最終局面でもルパンじゃなくコーシャルの逮捕を優先させてたし。何だろう、最近はとっつぁん再評価の流れが来ているんだろうか。

ゲスト出演組

特に印象に残ったのは、「お前のカルマは何色だ」のお兄さんことヴィラー氏とミスターGかなあ。

ヴィラーに関しては、左目のアレを見て、ギアスかと突っ込んだのはわたしだけではないはずだ( ̄▽ ̄;) 
強敵かと思いきや、最後は意外と呆気なかったですね。赤ん坊がいなければ詰んでたけど。

ミスターGはチョイ役にしてはインパクトありすぎで、ぜひとも他作品でも出てもらいたいキャラでした。千葉繁氏の怪演もお見事。「飲み屋に飲みに来てんじゃねーよ!」には思わず吹いた。

ジーヴァ・カーミラ夫妻が生きてたのには驚きましたが、まあルパンのTVスペシャルだし。カーミラ姐さん格好良かったなー。

で、あの赤ん坊は結局何者だったのさ

ユティカが実はシャハルタのお姫様(副題の「風の姫」)でしたってのは全然良いんですけど、結局あの赤ん坊(ラーム君)は何者だったのっていう。まさか、ただ単に水晶飲み込んだってだけで、彼自身に対する出自の秘密とか何もなし? なんでシオンがあの子を抱いてる写真があったの? ていうかそもそもなんであの子が飛行船の中に居て、水晶と同じバッグに入ることになったんでしたっけ?

数あるルパン作品における本作最大の特徴、一言で他作品と区別できるキーワードといえば「赤ん坊」なわけで、その赤ん坊が本当はあんまり重要じゃありませんでした(水晶を飲み込んでたから重要だったんです)ってのはどうなのかなーと思いました。ずっとこの子が「princess of the breeze」だと思ってたのに、男の子だったし(´・ω・`)

おわりに

……と、いろいろ突っ込みどころに溢れつつも、肩の力を抜いて見られた2時間でした。
他のTVスペシャル作品についても、興味があればチェックしてみてはいかがでしょうか?

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