第十二幕「みつめて☆新選組~熱血九州男児の唄~」
いやー、まさにサブタイ通りの最終回でした。
スタッフの皆さまお疲れ様でした!
あらすじ
オルテ帝国ヴェルリナにて、ついに激突した豊久たちと黒王軍。炎に包まれる街の中、豊久は黒王軍を率いる土方歳三と対峙する。戦国と幕末。薩摩藩と新撰組。270年の歳月を超えた因縁の戦いが、異世界にて幕を開ける……。
感想
菅野直「」
スキピオ「」
山口多聞「」
安倍晴明「」
ワイルドバンチ強盗団「」
源義経「」
ジャンヌ「」
アナスタシア「」
紫「」
EASY「」
ええ、うん、原作を忠実にアニメ化したらそうなりますよねー( ̄▽ ̄;)
でも、下手にオリジナル要素とか入れず、強引に12話完結の構成にしないでいただけたのは、原作既読組としては有り難い限りでした。スタッフの方々も2期を作る気満々のご様子ですし、原作が1クール分溜まり次第続編を作れるようにしたのは最適解かと。
「もうやだこのカルタゴの雷光」とか「エルフは背が高くてべんりー」とか、最終回でも変わらず小ネタが散りばめられてたのも最高でした。やっぱりそういうのがあってこそ平野作品。
原作未読派の方にしてみれば「えっ終わり!? ハァ!? ここで!? ハァ!? まだ廃棄物残ってるだろーが!! どーゆー事だよ!!」だと思われますが、続きが気になる方はぜひ原作コミックスをどうぞ。アニメでは4巻ほぼ終わったあたりまでで、現在5巻まで発売されてます。
- 作者:平野耕太
- 発売日: 2014/10/27
- メディア: Kindle版
- 作者:平野耕太
- 発売日: 2016/06/06
- メディア: Kindle版
豊久VS土方
最終話ラストバトルに相応しい、熱い戦いでした。
挿入されたBGMも素晴らしかった!
CMでも使われてるやつですよね、あれ何ていう曲なんだろう?
「さては俺らの子孫が何かしでかしてしもうたかの?」と、全力で煽っていくスタイルの豊久と、それにブチ切れる土方。ええ、薩奸死すべしと言われるほどには、あなたがたの子孫は色々やらかしたみたいですよ豊久さん。主には関ヶ原から300年後に徳川の世を終わらせたりとか。
豊久から「日ノ本の侍」と言われ、まんざらでもなさそうだった土方氏。江戸の世が終わり、新政府軍と敵対していた新撰組は、賊軍として扱われ、侍とみなされていなかったのかな。その辺の歴史を知らないとはいえ、戦国の世を生きた武将から「侍」と呼んでもらえたことは、純粋に嬉しかったということなんでしょうか。
もっと日本史に詳しかったら、いちいちググらなくてもこのへんのネタは分かったのかもしれない。。反省( ̄▽ ̄;)
信長VS光秀
最後の最後に登場した「廃棄物」明智光秀。いずれ信長と激突することは火を見るより明らか。本能寺の後の彼らがガチで軍勢率いて戦うとか胸熱で仕方ありません。信も信で光秀への恨みは有り余ってるようですし。
声を演じる速水奨さんは、確か戦国BASARAでも明智光秀を演じておられましたね(意図的に狙ったのかしら)。まあ、こっちの光秀は大分マトモな人のようなので、あっちみたいにぶっ飛んだりはしない……と思うんですが……したらどうしよう……。
流浪の柘榴
最後に流れたエンディング曲「流浪の柘榴」。あれっと思ったら、OVA版ドリフターズのエンディング曲だったんですね。
歌っておられるのは、音楽を担当された石井妥師さんご自身?
柘榴はさまざまな意味のメタファーとして扱われるようで、アダムとイブが食べたとする「禁断の果実」も柘榴だという説があるそう。異世界に「流れ着き」、火薬や銃のような未知の知識・技術・思考をもたらす漂流者たち、それは異世界の人々にしてみれば「柘榴」=「禁断の果実」に他ならないわけで。流浪の柘榴ってそういうことか……。
TO BE CONTINUED SECOND SEASON
"SEE YOU AGAIN TOKYO 20XX SAYONARA"。
ラストに出た、第2期を示唆するメッセージ。やったー!と思いつつ、でも実現するのは当分先のことになりそうです。この第1期がコミックス1~4巻分だったので、第2期が始まるのは早くても8巻が出る頃になるわけで、最新5巻が出たのも2016年6月なので……。長いなぁ……( ̄▽ ̄;)
平野先生、どうかどうかよろしくお願いします。
次回、第十三幕「リライト」。
待ってます!