第十幕「Baba Yetu」
ぎゃー、ここにきて作画崩壊回が!
あらすじ
工廠を攻め落とし、ドワーフの解放に成功した豊久たち。腹を満たしたドワーフたちは、僅か1日で火縄銃を造ってみせ、信長を驚愕させる。そんな豊久たちのもとへ、オルテ最大の貴族、サン・ジェルミ伯が訪れる……。
感想
1話から9話まで比較的安定した作画だったのに、ここに来て一気に崩れましたね(´・ω・`)
ここから最終回まで怒涛の神展開にするための小休止、というかしわ寄せ回だったのかしら。だとしたら仕方ないか。。。
しかし、要所要所の重要なシーン、特に与一が酔っ払うシーンのクオリティを確保したことはGJです。与一くんの胸の谷間が!胸の谷間が!
サン・ジェルミ伯
ついに豊久たちの前に現れたサン・ジェルミ伯。彼もまた漂流者であり、かつて国父アドルフ・ヒトラーと共にオルテ帝国を作り上げた人物。元の世界での生涯も非常に謎が多く、不老不死の伝説すら語られるほどなのだそう。
杉田智和さんの低音ボイスがほんと素敵。。。
松永弾正?あらやだあんなのと一緒?ヒドいわー、ってケラケラ笑うシーンは、原作でも妙に好きな所。松永弾正(松永久秀)といえば、自分は戦国BASARAの彼が浮かんでしまうわけですが。彼は漂流者としても廃棄物としてもこの世界には来ないんだろうけど(死亡確定してるし自分の意志で死んでるし)、もしも、もしも彼がドリフターズの世界に来たら、一体どうなるんでしょうね。
Baba Yetu
今回のサブタイトル「Baba Yetu」、調べてみるとスワヒリ語で「我が父」という意味だそうで。元ネタはゲーム「Sid Meier's Civilization IV」のオープニング曲で、キリスト教の賛美歌をスワヒリ語に翻訳した曲なのだそうです。(ちなみに、同曲はゲーム音楽初のグラミー賞受賞曲なのだとか。へえー)
そして、冒頭から登場する黒王。その力は竜すらも平伏させ、あらゆる傷を癒し、穀物を無限に増殖させることができる。人間は絶対に許さないけど、それ以外の種族には救いを差し伸べる……。うん。やっぱりその、黒王様の正体って(ry
ところで、土方とかラスプーチンとか手下の廃棄物たちも元は人間なんですけど、そこはノーカウントなんでしょうか黒王様。それとも、人類廃滅を成し得たら我々も皆死にましょう、になってるんだろうか。なってそうで怖いな……。
廃棄物側にまた一人
空中にぽっかり開いたEASYの異空間、その近くで倒れていた一人の侍。今回の話では明らかにされませんでしたが、日本史に詳しい方なら、あの家紋を見ただけで誰なのか判るのでしょう。
思えば、主人公たちにはそれぞれ因縁のある相手が廃棄物側にいます。豊久には土方が。与一には義経が。ならば信長には、あの人が。
次回、いよいよ土方歳三との邂逅?
残り2話だとしたら、やっぱり予想通りのところで終幕となりそう。