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「文豪ストレイドッグス」が超面白そうな件

原作の1~2話だけ試し読みする機会があったので読んでみたのですが、超面白そうです。
文豪たちによる超能力者バトル!

あらすじ

故あって餓死寸前の状態で街を彷徨っていた青年、中島敦。彼が出会ったのは、異能力を持つ探偵集団のメンバー、太宰治と国木田独歩だった。2週間前から現れた「虎」を探しているというふたりに、顔色を変え、あれは自分を追ってきたもので誰にも倒せない、と答える敦。事情を知っていると踏んだ太宰たちにより、敦は虎探しに協力させられる事になるが……。

異能力を持つ文豪たち

この物語に登場するのは、実在する文豪と同じ名前を持ち、その文豪に由来する名前の能力を持つ人々(太宰治なら「人間失格」、国木田独歩なら「独歩吟客」など)。で、この物語の主人公の名前は中島敦、そして彼に関わる「虎」……となれば、なるほど山月記のアレですね。その虎はじつは敦の能力そのもので、後に敦が自由に使役できるようになるとかそういう……

……と思ったんですけど違った。思いっきり勘違いしてた。何言ってるんですか、中島敦で山月記で虎と来れば「人間が虎になる」に決まってるじゃないですか。というわけで彼の能力は「月下獣」、すなわち自身が虎になる能力なのでした。

太宰治の「人間失格」は、「触れたものの能力を完全無効化する」能力。国木田独歩の「独歩吟客」は、「手帳の1頁を銃に変える」能力。……恥ずかしながら元ネタに詳しくないのでイマイチぴんとこなかったんですが、元ネタに詳しい人なら「ああ、なるほど」ってなるんでしょうか。(独歩吟客とか国木田さんの別ペンネームっぽいんだけども)

どんな文豪が出てきてどんな能力を使うんだろう

歴史上の偉人たちが戦う漫画やゲームは他にもありますが、まさか文豪でそれをやるとは思わなかった。でもすごく良いアイデアだと思いました。戦国武将でも軍人でもないだけに、どんなキャラで、どんな能力を持っていて、どんな戦い方をするのかほとんど予想がつかない。

1~2話で登場してたのは、宮沢賢治(「雨ニモマケズ」)、与謝野晶子(「君死にたまふことなかれ」)、江戸川乱歩(「超推理」)、谷崎潤一郎(「細雪」)など。キャラと能力名だけが明かされただけで詳細は不明ですが、何となく宮沢さんは防御力強化系、与謝野さんは回復系っぽい?

あの文豪が出てくるとしたら能力はどんなのだろう、そんな想像をかき立てさせてくれる、非常に面白そうな作品です。芥川龍之介とか夏目漱石とか森鴎外とか出てくるのかな。芥川さんは「羅生門」? 夏目さんは「こころ」? 森さんは「舞姫」?

日本国内だけで充分すぎるほどキャラはいると思いますが、海外勢とかも出てきたりするのかしら。ヘミングウェイとか出てきて「老人と海」でサメの群れを召還したりとか? ラスボスはダンテさんで必殺技はやっぱり「神曲」(ry (※以下単なる妄想につき割愛)

文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコミックス・エース)

文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコミックス・エース)