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日々見聞きしたことの感想、思ったこと、考えたことをアウトプットするブログ

【感想】ドラマ「フラジャイル」第3話

VS消化器内科医戦。
思い込みはダメ絶対、な話。

akirwn.hatenablog.com

あらすじと感想

消化器内科医のエース・中西先生

岸先生のカンファでの意見に同意する内科医、中西先生。業績的にも人間性の面でも優秀と評される内科医ですが、「仕事のできるドクター、少ないですから」とか言っちゃうあたり、すでにプライドが滲み出てる件。

そんな中西先生が受け持った患者の女性。内視鏡検査を行うも、検査結果から原因は特定できず。症状から中西先生はクローン病が疑わしいと考えるものの、岸先生としては原因が特定できない以上、状況証拠だけで確定診断を出すわけにはいかないという。

内視鏡検査は身体的にも金銭的にも患者に大きな負担を強いる検査。それを繰り返しても何の病気なのか判らないとなると、患者はどんどん不安になるわけで。細胞しか診ない岸先生とは違い、患者と1対1で向き合う中西先生は辛い状況になるわけで……。

「1%の可能性を潰すための検査に、医者なら心を折らないで頂きたい」
岸先生の言葉はごもっとも。とはいえど、無限に時間やお金を使って調べられるわけでもない。症状から見てもクローン病のはずだ、という中西先生の気持ち、分からなくもないんだよなぁ……。その思い込みが事態を悪化させてしまうんですが。
ここで岸先生の提案通り、全身検査してれば分かったのかもしれないのに……。

一方その頃

  • 森井くんがざっきーを食事に誘った!?
  • と思いきや、製薬会社のお姉さんとの接待食事の同席でした
  • 火箱ってまた変わった苗字ですね
  • お金で落ちる医者は、お金で裏切るじゃないですか(名言)
  • 森井くん、昔は医者(それも救命医)だったのかしら

見切り発車

検査を重ねても一向に判明しない病因。ついに業を煮やして、確定診断も出ていないのにクローン病だと「信じて」治療を始めた中西先生。でもそれは、岸先生から見れば「見切り発車」以外の何物でもなく、一気に怒りスイッチON、話し方も敬語じゃなくタメ口に。(……逆に言うと、見切り発車発動まではそれなりに敬意を払ってたのか)

「真実ではなく『自分が信じている』ものを伝えた」
「それを何ていうか知ってるか?」
って言うんだよ」

病因特定

そうしているうちに、入院していた患者の女性の容態が急変、喀血してしまう事態に。その一報を聞いた岸先生は即座に森井くんに電話し、結核疑いの検査を指示。患者の病はクローン病ではなく結核だったのです。

クローン病だと思い込んで始めた治療が、かえって病を悪化させ、喀血の事態を招いてしまったのでした。茫然とする中西先生に、岸先生は容赦もなく言い放ちます。

「そんなんじゃそのうち、人殺すよ?」
「良いかい、君が医者でいる限り、僕の言葉は絶対だ」

いやー、抉る抉る( ̄□ ̄;)
岸先生の言葉にプライドをずったずたに切り裂かれて立ち尽くした中西先生とは対照的に、即座に患者のもとへ走って迅速な対応をした智尋。ざっきー超有能!おかげで患者は命をとりとめ、適切な治療を受けて回復に向かうのでした。

岸先生と「嘘」

それにしても、「お前は嘘をつきたくなくて病理に来たんじゃなかったのか」というセリフといい、岸先生にとっては「嘘」が何よりも許せないもののよう。過去に嘘をつかれて裏切られたことがあるのか、あるいは「嘘をついてしまった」のか? 森井くんと同様、過去が非常に気になるところです。

次回の対戦相手は小雪さん演じる女性外科医・細木医師!?
これまた非常に気になる対戦カードです。どうなるんだろう。